2011-06-29

今週の公開放送。

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-久水あるた「恋愛ほりっく」富士美出版 ISBN:9784799500293
話○ 抜○ 消極小 総合○

隣家の妖艶な人妻に心奪われて関係を持ち本編&描きおろし後日談+年上彼女との甘酸っぱいアーリーデイズ回想前後編+独立短編7本。キュートなフェイスにむっちりボディのお嬢ちゃんorオネーサマと甘く激しくイチャラヴのドリーミンな展開に心もちんこも癒される作者第3単行本にして当社からの2冊め。
先月に前作である「快感ちぇりっしゅ!」がコアマガジンから出たばかりだというのに立て続けのリリースでファンはうれしい悲鳴だ。もっとも著者あとがきによればこれで作品ストックが枯渇してしまったとのことで、しばらくは連続刊行のこれらを牛のようにひたすら反芻しながら当面先になるはずの4冊めを待機すべし。
そのあとがきで触れられているとおり、同人原稿までかき集め執筆時期にそうとう幅のあった2冊めとは異なり直近のものばかりを集めたこちらは作画/作劇ともブレがなく統一感ではこれまでのコミックス中で最高。比較的あどけない顔立ちにボンキュッボンのドエロい肢体が組み合わされた訴求力抜群のカヴァーイラストに惹かれてのジャケ買いでも中身のクオリティに落差はまったくない。
ハイティーンを中心に女教師や人妻など年長さんを若干名プラスの女性陣はいずれも表紙の印象を裏切らない巨乳っ娘がズラリ。とはいえみなさん髪型を違えたり幼なじみや姉など属性をバラけさせたりとがぬかりなく陳腐化を防止している。ただ前作のような幼女が今回登場しなくなったり連作2つがいずれも年上ヒロインだったりで、一読後に脳みそへ残るのは教えてア・ゲ・ル風お姉さんものが優勢な感じ。
そんな空気を象徴するかのように、ストーリー面では女子の積極的なリードに野郎ども尻に敷かれっぱなしな甘口和姦が多数派。これまでの実績を見るにレイプまがいに思いを遂げる系や心締めつけられる悲恋もこなせる作家なのだけれど、今回収録のものからは極力そうしたシリアスな要素をにじませぬような配慮が感じられる。ライトラヴコメに徹してギャグ顔も大いに混ぜてと軽快な読み口で、訴求対象の幅広い慎太郎シール誌で展開するならこの方向性が正解なのだろう。
しかしながらそこはマークつき単行本、エロシーンは手抜きなどいっさいない性器どうしのガチンコ天下一武道会が延々くり広げられる。とりわけすばらしいのはやたらと弾むラージおっぱいやプニプニと柔らかそうな土手高まんこを多彩なアングルから見せつける画面構成の妙。舌や指先でニップルを刺戟しながらはしたなく濡らした秘密の花園をたぎる怒張で容赦なく貫きまくる。その都度愛らしいフェイスをすっかり快楽で真っ赤に染めみずから行為を実況中継する女子どもの痴態でいっそうエレクチオン。幾度となく体位を変え腰を振りながらしきりに膣内射精を懇願する彼女らのご要望どおり2度3度4度とザーメンをお見舞いだ。
キャッチーな絵柄に磨きをかけ濡れ場密度を向上させて抜きツールとしての完成度をさらに高めた逸品であり、ことに今回は年長女子の奮闘を多めにフィーチャーしていることで年上スキーには自信を持って推薦。作者自身漏らしているように「同じような芸風の話ばかりに」という面もなくはないものの、この人のように複数の出版社で仕事をしている場合、クライアントのひとつくらいは作風を固定しそのぶんよそで冒険しまくるというのもアリだと思う。まあアンケなり編集なりの反応がよろしいうちはこの路線でいいんじゃないでしょうか。俺的には周囲に内緒でお付きあい中の眼鏡っ娘幼なじみがどんどんえっちに目覚めて犯りまくりイキまくりの「ほわほわ」が今回のフェイヴァリット。

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