今月のブラック40。

-馬鈴薯「ちんちんかもかも」ワニマガジン社 ISBN:9784862691576
話○ 抜○ 消小 総合○

もっちりお肌のおっぱいガールズ/レディースの内奥めがけたっぷり白いエキスを放出短編全14本。本拠地である快楽天執筆陣の美味しい部分のみを煮詰めてエキスにしたみたいなえらくキャッチーな絵柄と硬軟自由自在の達者なストーリーテリングの両サイド攻撃が素敵な作者第2単行本だ。
デビュー単行本からすでに完成していたアニメ/オサレ/萌え全方位外交のタッチはますます洗練され、ちんまく可愛いロウティーンから熟れすぎの人妻までどんな年代のヒロインもそれらしく描きこなす技術力の高さが今作でも光る。同じく乳サイズも貧～爆までどんなニーズにもお応えだが、慎太郎シール誌の厳しいレイティングのなかではロリが少数派とならざるを得ないのでボインちゃん優勢。
かように幅広い年齢レンジの女性陣はキャラメイクもまた多彩で、けなげな純情っ娘から妖艶な魅力のヴァンプまで、はたまた天然ボケ女子におカタい女史と君の嗜好に合わせよりどりみどり。そんな彼女らがいざステディな彼氏と向かい合うと積極的にそのえっちなボディを押しつけてきて続きをおねだりするのだからたまりまへんな!
コンビニ売り誌掲載作品ゆえ基本的には和姦ベースとなるストーリーラインはしかしながらピーカン晴れ100％の能天気エロコメに始まり背徳の香り漂う官能掌編に至るまでこれまた多種多様。1編あたりのページ数が比較的短いので心象描写に紙数を費やさねばならないシリアス系はマイノリティであるものの、たとえばTIやヒットなど充分なヴォリュームの作品を描かせてくれる出版社で仕事すれば怒濤の大河ドラマでもなんなくやってのけるだろう。またいくつかの物語では登場人物一式が別のオハナシにも持ち越されシームレスに作品世界がつながる。巻末の作品解説を一読したのち再度単行本を頭から読み下してみればまた新たな発見があるはずだ。
ヴィヴィッドに躍動するヒロインズがそのみずみずしい肢体を全開し艶っぽくあえぎ出すエロシーンはなかなかに扇情的。いやらしく光沢を帯びたニップルやしとどに濡れた蜜壷をいらい倒しながら充血したシャフトをゴリゴリ侵入させれば彼女らたちまち発情だ。剛直を出し入れするたびに粘膜がまとわりつくトロトロまんこの感触を存分に楽しみながらほおを染め呼吸を乱してよがりまくるエロメスどもへドプドプザーメン注入しフィニッシュ。
作画/作劇/濡れ場とすべての要素が平均点以上のたいそうウェルメイドな作品ばかりで、ワニ特有の残念黒線消しや俺的ガッカリポイントなJC/JK含有率の低さなどはささいな瑕疵。このなかでは短髪日焼けサバサバ少女にマイ経絡秘孔突かれまくりの「らぶじー」および包容力豊かな年上巨乳ヒロインがうらやましすぎる「のぼせ湯」/「ちんちんかもかも」連作が我が息子をハードヒット。