2011-06-30

本日の流星都市。

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-宵野コタロー「ちゅーLip!」三和出版 ISBN:9784883564507
話○ 抜◎-○ 消小 総合○

家出して主人公宅に転がりこんだ制服巨乳イトコの密着アピールに辛抱たまらず本編&後日談+短編9本。ドドーンと景気よくラージなおっぱいをさらけ出し男子の欲望を喚起するけしからんガールズ無差別爆撃に全面降伏のすばらしき芸風が早くもぼくらをとりこにする作者初単行本だ。
前世紀から活躍の大ヴェテランや新人でも少々泥くさい絵柄の執筆陣が目立つマショウにあって、そのままコアやワニへ持っていってもまったく違和感のないじつにいま風のタッチが異彩を放っていてすぐにその存在を認知した作家。とはいえ発見が遅かったのできちんとした形でお目にかかったのはごく少なく、今回のコミックス刊行を待ちこがれていたところ。
キュートな萌えっ娘がむっちりした肢体を横たえとびきり美味そうな双丘をまろび出して妖艶な笑みをこちらに向けるカヴァーイラストはこの出版社今年の新刊中ベストテイク。巻末の著者あとがきによると商業誌デビューからほんの1年半の間に執筆したそうなので中身も表紙互換の上質なものだ。若干タッチに粗さはあるものの、それを補ってあまりある造形のキャッチーさや異様にエロい女体描写など魅力がいっぱい。
ミドルティーンから職業婦人まで比較的ワイドなヒロインズだが中心となるのは制服世代。圧倒的といえるほどの占有率ではないものの、ブレザーやらセーラーやらを着用したままのプレイが多いおかげで脳裡へ強烈に印象が叩きこまれる。素直っ娘だったりツンデレ風味だったりドSだったり性格づけはさまざまながら、ことボディに関しては着衣の上からでもボヨンボヨンと音を立てて揺れる特盛バストをもれなく装備。そんな彼女らがステディな彼を前にしてはしたなく発情しバリバリ乱れまくるさまが効率よく勃起中枢を刺戟する。
物語の方はオーソドックスな1on1の和姦ものが主流だが、微ダーク系の強要っぽいのを混ぜたりいま流行の男の娘ものを投入したりで上手く変化をつけ飽きさせない。ただ本来は女装男子やショタホモなどをバリバリこなす人らしく、次作以降でそちらの成分を強調するようになったら性的嗜好が情けないほど保守的な自分的にはつらいかなー。今回くらいの混入率だとなんとか受容できるのだけれど。
ともあれ濡れ場に突入すればヒロインたちのワガママボディを最大限に活かした淫乱仕立てのはなはだ実用性の高いファックが展開される。のっけから瞳をうるませほおを紅潮させながら吐息を荒くしちんこに肉薄するエロメスどもの猛攻にたぎる剛直もさらなるエレクチオン。すかさず胸の谷間に肉棒を埋めお口でご奉仕させてまずは先走り汁をリリースだ。
準備万端のビラビラをみずから押し広げて挿入をおねだりの彼女をM字開脚のまま褥に押しつけておもむろにシャフトを沈めていけば汗と涙と愛液で全身をビショビショに濡らし間歇泉のごとく淫語をばらまいて速攻天国逝き。ダイナミックな描き文字ではわわ口からまき散らされたかわいやらしいアヘ声&アクメ顔の相乗効果で前立腺のガマンも限界だ。フィニッシュは充血し朱を帯びた熱い蜜壷の最深部へ泡立つほどに白濁したザーメンを許容量をはるか超え注入×エンドレス。
お話の趣向によりいくらか私的抜き度に幅は出たものの、新人作家としては出色の使い心地を誇る鮮烈なデビュー作。あまりに絵柄の訴求力が高すぎてすぐさまコミカライズ担当あたりで一般誌専業になりそうなのが不安でたまらないが、しばらくはエロにとどまって傑作を量産してほしいと心から願う。収録作のなかでは純情ボーイッシュ短髪陸上女子がツボすぎな「smile again!!」と、これまたショートヘアのお兄ちゃんラヴっ娘・ハルカちゃんがえっちに活躍の「押しかけ☆JC」/「押しかけ☆JK」連作で我が砲身を灼き切れるまで酷使。

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