今年度の最大トーナメント。

-珠樹やよい「姉はぐ!」ジーオーティー ISBN:9784860849948
話△ 抜○ 消中 総合○

両親を失い知人宅へ引き取られた少年の傷ついたハートをなぐさめるべく当家のお姉ちゃん'sがドエロい肢体を駆使しご奉仕しまくり連作シリーズ4本&フルカラーショートエピソード1本+独立短編6本。ホスピタリティ精神旺盛な極上ガールズ&レディースのたゆたゆボディに包まれ陰部を慰安されまくりのドリーミンワールドを続々と具現化のすばらしき空間が広がる作者これが初の商業成年向けコミックスだ。
昨今は自社の雑誌媒体のみならずよそで描いていた作家までも手中に収め次々に単行本をリリースする積極攻勢が目立つこの版元だが、昨秋のゆりかわに続いて現行エロ漫画シーンの最大手・ワニマガジン社の描き手を一本釣り(まあ元来はその前にコアマガにいた人たちだけれど)。そんなわけで出版社こそGOTながら収録作品はすべて他社の雑誌初出という奇妙な物件が一丁上がりの顛末。
爆裂おっぱい女子2名がたわわな双丘を見せつけ手を差しのべて熱烈歓迎のおそろしくキャッチーな表紙をめくってみれば、カヴァーイラストの雰囲気とは若干異なるものの端整かつキュートなアニメ/ゲーム系の滑らかなヴィジュアルがお出迎え。収録作の執筆年代を見ると2009年～直近までと比較的ワイドレンジで、掲載時期の古いものは顔パーツのバランスや頬への斜線の入れ方など画面処理が違っているのがわかる。ただ当初からシャープな線を用いメリハリ豊かに描かれる作画は魅力いっぱいで、ことさら絵柄の新旧差を気にするタイプでなければ無問題。
もとより某エロゲーに登場する年上幼なじみの薄い本で鳴らした作者だけあり(自分もまずそちらで珠樹やよいの存在を知った)、包容力豊かなお姉ちゃんキャラを描かせると天下一品。必然的に本作のヒロイン連中も実姉に姉貴分に先輩に女教師など年長女子が主体だ。年齢的にはハイティーン～20代なかばと特段お歳を召しているわけではないけれど、おっぱいボイーンお尻ムチーンのたっぷり系な女体を誇示しては男性主人公をギュッと抱擁する彼女らの女神っぷりに読んでるこっちまでダメにされること疑いなし。一部いる年下っ娘まで含め肢体の造りはグラマラスボディで統一されており、胸部がフルフラットじゃないと死んじゃう病の方はただちに回れ右すること。
くり広げられる物語は冒頭タイトル・チューンおよび後半に収録された短編群の双方とも、男子側からことさらにリアクションを起こさずともヒロインが積極的に迫ってきては問答無用でまんこおっ広げ自分からシャフトにまたがって気持ちよくイキまくるインスタントなタナボタセックスが横溢。当初から好感度100％のベタ惚れ女子が全力でご奉仕してくれまくるオハナシが圧倒的多数派であり恋愛の複雑な葛藤や駆け引きなどとはほぼ無縁だが、それが悪いというのではまったくなくまさにマグロ願望男子諸君にとってのエルドラド到来であり文句などございません。加えて表題作「姉はぐ!」シリーズに至っては居候先のお姉ちゃんたちから無条件で慕われ交互に襲われてはちんこの休むヒマもないくらいに愛されまくるのだからたまりませんね! 殺伐とした日常に疲れ果て心に虚無を抱えた君にはこれ以上ないくらい効果的な癒しツールとしてたしかな効用をもたらすに違いない。
ストーリー構成をシンプルにしたぶん濡れ場占有率は相応に高くて、珠樹やよい謹製のゴージャスな女体が画面狭しと暴れまわりたぎる怒張がハードに膣内を往復するダイナミックファック絨毯爆撃がおそろしく煽情的だ。豊満ボディを存分に活かしたパイズリやねっとり濃厚なフェラなど前戯パートから手抜きなしのストロングエロスで、そのまますみやかに本番突入すれば景気よく結合断面図を散りばめながらの密度の高いまぐわいが怒濤のごとく投入されるのだからたまらない。はしたなく淫語まき散らしひたすら快楽享受に没頭するヒロインズの痴態を堪能しながら最後に特濃ザーメンの奔流を子袋いっぱいに叩きつけフィニッシュだ。
のっけからスキスキオーラ全開の年上女子による性的軍事侵攻に野郎どもなすすべなく無条件降伏。たちまち股間を制圧され強烈な胸圧で精液搾取されて放心状態だ。休むいとまもなくこんどは暴れん棒に直接またがられて激しく腰を使われ体躯の上で甘くえっちな嬌声が響きわたる。雄大なバストをブリブリ揺らし内奥をきゅんきゅん締めつけながらなおも全力で抱きついてきては大好きだの愛してるだのささやかれて堕ちない男子など存在し得ようか(反語)。ハートマークを四方八方にばらまきながらしきりに膣内射精を懇願するお姉ちゃんの願いどおり、行為の締めくくりは年上まんこの最深部めがけて巨両々オーヴァーの白濁液を大量に流しこんでフィナーレ。
かくも豪勢なベタ甘ラヴ全面攻撃を見せつけられ心もちんこもすっかりご満悦の1冊。ただ本レーベルより同時刊行の日月ネコに比べて明らかに性器修整がキツく、とりわけサオやビラビラを覆う黒帯の面積は数倍にも及んで興を殺ぐことおびただしい。これがなければ抜き評価はフルマーク二重丸をつけたかったところでまことに残念である。あとこれは作品産出ペースの問題ゆえやむを得ないのだが、この人の華麗な活動履歴を見ればもっと早く商業単行本を世に問うていておかしくなかったところで、この新刊がたとえば5、6年くらい前に出ていればきっと大騒ぎになったのになあと思ったり(あと「姉はぐ!」の未攻略な3人ともガッツリファックしてほしかった……)。ともあれ大いに愚息もお世話になりありがたい限りで、今後もドスケベなお姉ちゃんたちをモリモリ量産していただきたいもの。とか言いながら私的ベストは唯一の兄妹ネタ「オシカケいもうと!」で、就職で実家を出た最愛のお兄ちゃんを追いかけ裸エプ姿で悩殺のゲキカワ短髪爆乳妹ヒロイン・千晶ちゃんのすばらしすぎる痴態で100万回ほど抜きました。