-左橋レンヤ「ヒメゴト×メモリーズ」茜新社 ISBN:9784863495456
話△ 抜◎-○ 消小 総合○
野外露出H好きな彼氏の要望にお応えしいろんなシチュで青姦三昧連作シリーズ3話+弟のオナニー現場を目撃した姉がちょっかい出してセックスさせたらいつの間にか主導権を握られイカされまくり連作2本+姉とその親友相手に少年は絶倫ちんこで特濃ファックフルコース連作2本+独立短編2本。えっち大好きグラマラスガールズがウブな男子を導いて上げるつもりがいつの間にやらビッグコックに貫かれ昇天の下克上エロスてんこ盛りでお送りする作者最新刊は通算8冊めのコミックスだ。
かつてのホームグラウンドである「COMIC RIN」休刊後に同じ版元の「COMIC天魔」へと移籍し現在ではすっかり定着。前単行本「火照った体を一人占め」あたりからはもう天魔掲載分ばかりで単行本を構成するようになり、それはおよそ1年ぶりの新刊であるこちらも同様だ。個人的にはRINの直系的後継誌である「Juicy」にも登場してキュートなちうがくせいなど描いていただきたいと願っているのだけれど。
おそらくブックデザインはRIN執筆時代から同じ人が手がけているのだろう、ビッグおっぱいまる出しでなにやら白濁した液体をぶっかけられ頬を上気させたえっちぃ女子フィーチャーのたいそうキャッチーな表紙でお出迎えが左橋レンヤ単行本の恒例行事。今回のカヴァーも従来同様にチンピク度の高いもので、シャープな一般青年誌系のタッチで描かれる等身高めボンキュッボンの煽情的な女子連中が大量投下されるのもまいどおなじみ。近年は完全に筆致が固まり表紙と中身とで作画の雰囲気にまったく差異はなくてジャケ買いも安心だ。
登場ヒロインの年齢層はハイティーン~20代入りたて付近の黄金世代であり特別に高くはないものの、近年は男子サイドにショタっ子を配することが多く年の差カップルを描くことが中心になってずいぶんヒロインが大人びて見える。ただ今回は相方に同世代を持ってくる作品が復活してきて相対的に女子の可愛い部分がフィーチャーされ自分的にはうれしい傾向。髪型や顔立ちなど細かく差別化を図りつつもボディラインはむっちりと豊満ボディで統一され、たゆたゆの肢体におぼれたい読者諸君の胎内回帰願望にお応え。
作劇上の特徴については版元提供による単行本情報ページの宣伝文句を列挙するのが手っ取り早い。すなわち「年上女性を夢中にさせる少年」「お外でエッチ」「ハッピーエンド」のシチュである。このうち直近数年は編集者の趣味なのか異様におねショタ作品ばかりを描くことが多くて食傷していたのだけれど、今作はこの3要素がバランスよく配合されておりいい感じ。どれも左橋レンヤを構成する欠かせないファクターだけに妙な偏りなどなく全部美味しく摂取したいものだ。物語進行は定石どおりで新味には欠けるけれど、そのぶん引っかかりなくスルスル読めて股間の摩擦運動をジャマしない。
女の子のダイナミックな肢体が躍動するド迫力のエロシーンは昔から変わらぬこの作家の美点。今回も匂い立つようなまんこをハードに使役して快楽享受に没頭するエロメスどもが目白押しだ。そしていつもながらに野郎どもの巨根&絶倫ぶりも際立ち、当初女性側が主導権を握りつつもいつの間にか圧倒的なちんこパワーに屈して際限なく蜜壷を突き上げられては失神するまで絶頂させられる大逆転ファックに読み手の内なる征服願望もすっかり充足されご満悦だ。
魅惑の女体を自分から見せつけるかのように女子どもはパブリックな場所でゴージャスボディをご開陳。辛抱たまらずルパンダイヴの男子諸君を軽くいなし自分からシャフトにまたがって粘膜どうしの真剣勝負をスタートだ。激しく腰を律動させきゅんきゅん内奥を締めつけながら第1ちんこ汁を搾取しては行為の余韻にひたろうとするところで、こんどは男たちの性的逆襲が満を持して開始。ガツガツと乱暴に怒張を往復させ体位を違えながら執拗に敏感な部分を貫き続けるうち彼女らの余裕の表情は消え失せだらしないイキ顔へと変貌だ。子宮口の奥まで暴れん棒をねじこまれ幾度となく射精され続ける終わりなき長距離走のようなストロングファックに耐えかねていつしかヒロイン意識消失。
問答無用ハードコアエロス路線はそのままに、少々おねショタに寄りすぎていたストーリーラインが再び均整を取り戻して個人的には大いにプラス評価。少年×オネーサマのみを摂取したかった諸兄には申しわけないけど、やっぱり左橋レンヤはこのバランスの良さこそが身上だと勝手に思っているので今後もこれくらいのノリで進行していただきたいもの。あとこの作家のもうひとつの美点である絶品の短髪巨乳ヒロイン登場作品の復活もうれしく、当然私的フェイヴァリットは凜としたボーイッシュ強気ショートっ娘の秘められた性癖を目にしたクラスメイト男子との雪中ガチセックス短編「オトシモノ~ヒロイモノ」でございます。
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