2012-03-12

今宵のジェフィ・ライダー物語。

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-ゼロの者「シス☆ブラっ(2)」一水社 ISBN:9784864161060
話△ 抜○ 消極小 総合○

お兄ちゃんとの近親相姦ライフを満喫するヒロインだけど強力ライヴァル出現で一気に空気は不穏に表題作長編6話(第7-最終話、完結)&描きおろしサブキャラ情景+独立短編2本。もっちりボディをフル活用の汗だく汁だくファック特盛仕様でお送りする作者17冊めだ。なお今週は新刊枯渇期につき昨日の田中ユタカと同様に2月末発売物件の持ち越しレヴュウとなるがどうかご容赦を。
このシリーズ1冊めの刊行から2年近くとだいぶ間が空いたうえに前巻のシメがいかにも思わせぶりだったものだから、今回の発売が正式告知されるまではずいぶんやきもきさせられた。全盛期ならもっと矢継ぎ早にリリースしてきただろうがまあ無事入手できたので文句は言うまい。
続きものなのでタイトルロゴ継続なのはもちろん、キャラの構図までなにやら1巻と相似形の今回のカヴァーだけれども、おかげで2冊並べると絵柄の変化がはっきりと。はち切れんばかりのちちしりふともも描写はこれまでどおりなのだが、お顔の輪郭から少しばかり角が取れ、同時にバランスが面長ぎみになっている。いつになく乱発されるギャグ顔の造作も含め、ゼロの者ならではの特異な顔つきがわりと一般的というかマイルドになった感じ。
1巻めでは妄想豊かな女流エロ漫画家のヒロインが一般人である兄と結ばれたところまで進行した物語の方は、それまでの脇キャラを一気に空気にしてしまう第2ヒロインとも言うべき別の女性作家が登場。彼女が創作のコヤシとして兄に接近し成りゆきで犯っちゃったもんだからいきなり三角関係に突入……というのが今巻の流れ。コメディ仕立てのストーリーなので修羅場になりかけてもギャグに逃げたりバトル展開に突入したりであくまで楽しく読めるが、そんななかでもフェイクからマジ恋に発展したり擬似NTRが成立しかけたりとエピソード盛りだくさんの恋愛ジェットコースター。最終的にはおおむね予定調和の大団円に至るのだけれど、そのディテイルについては読んでのお楽しみということで。
メインヒロインのエロ妄想多めでちょっと不完全燃焼だった濡れ場の方はようやくリアルファック主体となりぐんと実用度がアップ。主演女優たる妹キャラ・八重の無邪気なセックスもよいのだけれど、個人的には2巻から投入のライヴァル漫画家・ナナさんの2面性のあるエロスにすっかりとりこ。茫洋とした表情でけだるげにしゃべりながら腰を使う通常時のマグロライクな交合と、恋心の芽生えに気づいてから一転して表情豊かによがりまくる特別なファックとの鮮やかな対比がなんともマーヴェラスなのだ。どっちのモードも独特の魅力がありじつに悩ましいのですよ。
どの女の子もわりかしだらしない肉づきでおっぱいもデカくはあるけど微妙に形が悪かったりするのだが、その締まりのない肢体を汗やら愛液やらの分泌物まみれにしてガツガツまぐわうさまがたまらなくエロっちい。大きめの乳首にしゃぶりつきながら秘密の花園をグチャグチャといらい倒してすかさず如意棒をスムースインすれば女子どもはこみ上げる快楽に全身をのけぞらせアヘりまくり。激しく内奥を突っつくと一気にブワッと発汗して褥を濡らすさまがやらしくてよいのだ。小刻みに嬌声をあげながら徐々に瞳孔が開いてゆくと絶頂も間近。辛抱たまらず彼女の粘膜のいちばん深いところへ大量の白濁液を叩きこんだその刹那両者ダブルノックアウト。
このシリーズ1冊めではいくつかの不満があり評価を減じたけれど、今回はそれをおぎなってあまりあるエロ度アップが果たされ採点もプラス方向。お話進行がやや安直だったり脇キャラの幾人かは蛇足っぽい感じではあるものの、ちんこを活用するうえでは無問題。個人的には前述のとおりナナさん投入で全部オッケーオールライトであり、今後も彼女の再登場を切望する次第。それから短髪爆乳記憶喪失ヒロインをだまくらかして本番突入の短編「セーブポイント」もおにゃのこの造形がごっつうツボで、おもにこの2人で気持ちよく発射させてもらいました。

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