2010-05-26

今期の努力目標。

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話△ 抜○ 消小-極小 総合△
駆け出しエロ漫画家にして人並み外れた性的妄想癖持ちの
ヒロインがひょんなことで兄と結ばれてから現実のプレイにも
ハマりだして表題作長編6話(続く)&劇中劇同人作品1本+
若妻が近所の幼な子に甘えられ身を許したとたん肉欲の罠に
捉えられ前後編。むっちりたゆたゆのド迫力ボディを存分に
振り回して汗だくファックにいそしむ女の子を描かせれば
当代一のヴェテラン作家第16単行本だ。○○風とか××系
などの枠を越え「ゼロの者絵」としか言いようのない独特の
タッチはそれでも時代の波をきっちり取り入れていささかも
古びないのは立派。今回の表題作は数年前のドシリアス兄妹
長尺もの「わすれな」以来の長編となるが、同じ近親ネタでも
こちらはかなりコメディ寄りの路線。まあ巻末連作が吐き気を
もよおすほどにダーク一直線なので上手くバランスはとれて
いますが。物語はカヴァーガール・八重ちゃんが友人の女性
作家による薫陶もあって兄とのいっそう親密な触れあいを望み
深みにはまっていこうとするところで以下続刊となり食い足り
なさが残るものの、妄想とリアルのセックスを随所でクロス
オーヴァーさせたりメイン以外の抜きキャラを逐次投入したりで
濡れ場に厚みをつけていく構成の妙が光る。スライムの
ごとく不定形にうごめくおっぱいや腰回りのお肉の感触を
楽しみながら濡れそぼつ蜜壷をグチャグチャ音を立て思う
存分こね回すたびに呼吸を荒くしよがりまくる光景がなんとも
淫猥だ。現時点ではリアルファック含有率がえらく少なく(まあ
エロ妄想が主題なのでしょうがないのだが)、それも貝合わせ
とか素股などで私的嗜好から外れてしまう点、また一水社
恒例の薄い造本にもかかわらず4ケタ突入のお値段など
ウィークポイントが目立ってしまい評価を下げたが、少なく
とも前者については展開次第でいくらでも挽回できるはず
なのでまずは今後に期待したい。

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