酒とエロ漫画の日々。: 今週のフィールド・イヴェント。

話× 抜○ 消極小総合△

孤児調教乱交もの表題作全6話+現代雪女もの4話+短編1本。長編はどちらも一応のストーリーは

あるのだが、とにかく構成がハチャメチャで最後までお話の全体像を把握できない。この人の場合

そのへんのハンディをものともしない圧倒的な絵の密度とエロさがあるので弱点が露呈しづらいが、

一生一般誌では描けないタイプの作家だなあといつも思う。それと前作あたりから肢体描写がだんだん

リアルから乖離してきてフィギュアみたいな妙な質感になってきているのが気になるところ。ただ

実用品としてはいたれりつくせりといえるほど抜きシーン全面フィーチャーな造りなのでストーリー

クソ食らえ主義の方ならむしろマストバイで。

話△ 抜△ 消小総合△

表紙・裏表紙だけで衝動買いの1冊。んで中身は表題作を含む短編7本+非エロショート連作4本。

やってることはそれなりに過激なのだけれどひょうひょうとした雰囲気が（エロ漫画なのに!）

抜きには向かなくて買わなくなった作家だが、やっぱり想像したとおりいつもの荒井海鑑。とくに

今回はパロメインなので読んでて楽しくはあるけれどツールとしてはどうかと思う。ひたすら

即物的なカラミはギャグ抜きの作品のときはむしろいい効果をあげているのだが。まあ立ち読み

できる本屋に行く前にがまんできなかった俺の負けということで。

酒とエロ漫画の日々。