- ジャイロ余目「ヒミツだよ。」笠倉出版社 ISBN:4773095369
話○ 抜○-△ 消小 総合△
クラスメイト同士表題作&続編2話+短編5本。まずこの本の大問題を先に記しておくと、作者も
断ってはいるが絵柄が表紙と中身とでまるで違うこと。表紙のおおむねいま風の萌えテイストを
投入した絵柄から80~90年代なかよし・りぼん系のごくプレーンなタッチの昔の絵を想像するのは
困難だ。知らないで購入すると確実に「だまされた!」となるので注意。個人的にはCCさくらの
同人でこの人を知ってそのリリカルな語り口と確かな実用性に驚嘆した覚えがあるので問題は
ないのだが。この人の売りとなると表題作もそうだが「子供同士エッチ」ということになろう。
性器の見せっことかの背伸びしたシチュから本番へなだれ込むさまがほほえましくも抜ける。当然
ながらすべて和姦ラヴラヴで、大人ネタもなくはないがロウティーン~ミドルティーンが本線。
同じくお子様H主体の作家となるとほしのふうたが想起されるがあちらよりもう少し年齢層が高く
かつ肢体描写がリアル寄りなのでさらに抜きオリエンテッドといえよう。大人ものが混入されて
いたのと冒頭の絵柄問題があるので減点は避けられないが待望の作品でした。
- う~とむ「二次色少女」笠倉出版社 ISBN:4773095350
話△ 抜○ 消小 総合○
オール短編全9本。リアル系とぷに系のハイブリッドな絵柄でダークもライトも両方描けてぱっくり
まんこ見せまくりという実用的な作風はそのままだが、前作あたりから瞳の描写などをいま風に
マイナーチェンジしている跡が見える。野郎キャラが泥臭いのは直ってないが時代に乗り遅れまいと
する姿勢には好感。今回は比較的明るい話が多くて(数本例外はあるが)あまり難しく考えず抜きに
援用できるだろう。ただ前々作あたりから妙にあとがきがグチッぽかったりネガティヴだったりで
テンションが落ちるので気になる人はそこを飛ばすこと。基本の描線がクラシカルなので最先端の
萌えを追及する人には向かないが、直球実用ロリエロ漫画としていい仕事。
0 件のコメント:
コメントを投稿