- ひねもすのたり「制服偏愛」富士美出版 ISBN:4894216299
話○ 抜○-△ 消小 総合△
姉弟正続編+短編9本。あさりよしとおテイストを色濃く残す作者2作目。前作と同様裏テーマを
設定してあって、今回は「制服・衣装」フィーチャー。間違っても全部脱がせたりしないという
着衣H至上主義の方にはこたえられない、しっかりツボをおさえた描写がグッド。ふたフォビアの
俺的には冒頭とラストのちんこっ娘がどうしてもダメなので評価は落としてあるが、これがなければ
一気に点数急上昇。描き込みバリバリとか萌え系最前線とかでなくてもちゃんと抜ける好例。
個人的には前作にも登場した学生カップルの後日談「夏の夜の花火」がお気に入り。あと富士美と
いえば急遽消し強化に動いているが今回もさらに戦術的後退を。面積こそ小さいもののトーン消し
から白抜きに変更されていて興を殺ぐことこのうえない。今月前半までは許容範囲だったけどもう
無条件で富士美の単行本を購入することはできないようだ。
- 桜りゅうけん「サクラんぼ」モエールパブリッシング ISBN:4903028070
話△ 抜△ 消小 総合△
押しかけ悪魔っ娘2話(未完)+短編7本。前2作が比較的すんなり出たのにえらく難産な作者3冊目。
表紙はそれほどでもないが中身を見ると絵のディフォルメがかなりきつく服装のセンスがみんな
妙なので(申しわけない)かなり読み手を選ぶだろう。お話的には和姦メインでいい感じなの
だけれど設定がいまいち現実感がないんで感情移入しづらいというか。とかいいつつもはや絶滅
危惧種っぽいこの手の90年代アニメ絵タッチは今日び貴重なのでそのへんがストライクゾーンの
方はぜひ。あといろいろな事情でえらく作品解説が充実しているので読み応えあるぞ。
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