今夜の常夜鍋。

• いとうえい「キスより大切」コアマガジン ISBN:487734862X

話○ 抜○-△ 消極小 総合△

姉妹連作2話+短編7本（うち前作番外編1本）。フリフリな少女漫画絵でバリバリエロという

いつものいとうえい節……と書こうと思ったが、ひとつ前の三和の単行本と同様この人にしては

どうも抜けない。作者がいうように姉妹連作がヌルエロ誌掲載分ということもあるのだが、今回

きっつい凌辱ものの収録が少なかったからではないかと。それと個人的には前のコアの単行本から

キャリーオーヴァーのふたなりっ娘が地雷（人気あったそうですが俺はパス）。いとうえいと

してはハズレの部類。巨乳キャラがぜんぜん巨乳に見えなかったのは笑ったが。あと関係ないけど

寝てる間にイタズラネタ好きねこの人。いつも必ず見かける気がする。ところで先日刹奈の

単行本で修整強化を報告したがこの本に関しては以前同様の極薄・最小面積トーンでひと安心。

編集の裁量で消し加減が変動するのだろうか。

• KEN「ロリータ」笠倉出版社 ISBN:4773095474

話△ 抜○ 消小 総合△

表題作前後編+短編10本。タイトルもそうだが表紙から完璧にロウティーン固定。表情とかは

アニメ系なのに頭身とか肉付きが妙にリアルというか文字どおりに乳臭い感じがするのでむしろ

リアル系ロリ嗜好の方向けか。そして尿とか匂いとかスメルなネタが多いのでさらにその印象は

増幅される。和姦強姦両方取りそろえているがどちらかというと凌辱寄りでオチも救われない系が

多く、ほのぼの叙情派は回避すること。シメは必ず幼女まんこに膣内射精断面フィニッシュと

漢らしいのは評価するが男キャラがオヤジ系多めで個人的にはちょっと萎え。それと髪型以外に

キャラの差別化要素が乏しく肢体描写のヴァリエーションがほぼ1種類なのがやや汎用性を殺ぐ。

コントロールは抜群だがピンポイント以外に投げられないピッチャーみたいなものか。もう少し

上の年齢層のも見てみたいところ。