酒とエロ漫画の日々。: 今宵のカンビオ・ノベンタ。

話△ 抜◎ 消小総合○

前巻から引き続き天使ハーレム系7話+おまけ（完結）。あんまり突出した描き方をされて

いなかったメインヒロインとの関係が中盤以降急速に進展してちょっとびっくり。まあ2巻で

物語を終わらせるにはこうするほかないだろうが。あいかわらずストーリーは薄っぺらいが

抜きツールとしてはこの人の作品のなかでも白眉。サブヒロインたちともまんべんなくエロ

シーンがあるし、作りものっぽかった肢体描写もそれなりにしっとり感が増してきてグッド。

個人的にはラス前のとってつけたような余韻とかはどうでもよくてあんまり必然性なく

ハーレムな展開をしてくれる方が好みだが、漫画で読むエロゲとしては随一の作家。3次元

忌避な貴方への最適解。

話△ 抜○ 消極小総合△

表題にいつわりはなくほぼ凌辱一辺倒な短編11本。ここ数作は出版社の消し強化を受けて

不本意な物件が続いたが、ひさしぶりにこの人の本領発揮の意欲作。海原港といえば話は

ほとんどどうでもよくてひたすらちんこまんこの詳細描写で勝負という潔い作風で、穴という

穴にむやみに突っこんでは精子ドバッとかけまくりがセールスポイント。今回はその美点が

フルに発揮されているうえにオチもだいたい精液まみれの女の子が放心状態で放置みたいな

凌辱スキーのツボ突きまくりの構成で大変よろしい。こういう清く正しい犯るだけ漫画はやはり

無臭性に近いアバウトな消しでこそ生かされると実感した次第。女性人気は皆無でしょうが

がんばってください。俺は応援してます。

話○ 抜○ 消極小総合△

オール短編全11本。ライト系もダーク系も両方こなせる人だが今回は後者メイン。もともと

やや暗めの画面構成が特徴的なだけに陰惨な話だと雰囲気がマッチしていてエロ的には

まったく文句なし。お話的にも定番っぽい構成ながら盛り上げも達者。でも個人的には絵が

好みでない方向に振れてしまっているので全般的に評価を落とした。なんか女子キャラの

表情が民芸品のこけしみたいな妙ちくりんなバランスになっていていまいち没入できない。

作風で意図的に変えているのがいまの絵柄がこう変化したのかはわからないけど、「flug」

あたりの絵柄が好きな俺としては歓迎されざる変貌。次はちょっと様子見で。

話○ 抜○-△ 消無総合△

ちょっと前に特装版で出ていたが夾雑物なしの通常版が出たので購入。妹ハーレム表題作

全7話+エロ漫画業界もの正続編+前作のプロローグ1本。この人はデビュー作のコスプレ

母さんものが話もエロも頂点で、それ以降どんどん抜けない漫画化が進行してなかば見捨て

ぎみだったところ。今回も見本で確認できなかったら放置していた。そんなわけで冒頭の

表題作はようやく実用に堪えるデキで評価見直し。妹たちの（と、母ね）ヴァリエーションも

豊富で（とくに無口な年長妹はコスプレ母さんの直系みたいなキャラで激しく抜ける）無臭性の

メリットをフルに生かした性器描写もグッドだ。後半にあいかわらずエロそっちのけの物件を

ブレンドされたので総合評価は落としたが、今後抜きツールとしてきちんと配慮された作品を

描いてくれるのならまたチェックするにやぶさかではない。

酒とエロ漫画の日々。