- 悠宇樹「淫母交歓日記」富士美出版 ISBN:4894216639
ご都合主義全開ハーレム連作8話&番外編4本。
一般にエロ漫画はただでさえ情緒も整合性もへったくれもない脊髄反射だけのオハナシが多いのだが、これは最高に内容がない。主人公の母親から始まりお隣の人妻やクラスメイトや女教師や幼なじみや生徒会長や妹や見ず知らずの他校生やらがみんな1ページ目から好感度MAXであっさり股ぐら開いてくれてビラビラまんこに中田氏三昧、ラストはちんこ以外なにも活用していない主人公に感謝すらしてくれるという夢のようなストーリー。
この手の無内容ハーレムものはゆずぽんが第一人者だと思っていたが王座が動いた。ふつうの作品の安直さが即席麺クラスだとするとこれはわずか0.1ミリ秒で蒸着しちゃったくらいの勢い。今回の作品のラディカルさに比べるとそれなりに起承転結らしきものを装備していた先月のこの人の新刊など凡庸以外のなにものでもない。
個人的にはゆずぽんほどのエロ喚起度がないので満点はつけないがこの神々しいまでの空っぽぶりはエロ漫画読みならぜひ一度体験すべき。なお表題を見て熟女系を期待した人は実母でもハイティーンくらいにしか見えないので回避すること。
- らっこ「ムリクリ」ティーアイネット ISBN:4887741723
王女様お忍びもの前後編+地味眼鏡女教師大変身もの連作2話+短編5本。前作に引き続き爆乳&巨大乳輪キャラがまんこ開いていろんな汁分泌したりかけられたりとわかりやすい1冊。
ライト和姦主体ながらプレイは派手で、ちょっとばらついていた絵柄が安定してますます抜きツールとして万全に。近親率が若干下がったのが人によってはウィークポイントとなろうが個人的にはさほど気にならない。
表紙のちょっとフリーキーな肢体描写でわかるとおり勢い重視の芸風なので端整なタッチをよしとする人には向かないが、これくらい強烈にディフォルメが利いていた方がいさぎよくて好みだ。すべてを台なしにする白抜き消しがなければもっと高く評価できるのだが。
- D.P「ポコといっしょ」フランス書院 ISBN:4829678895
ちんちくりん人型ペットがグラマラスに大変身な表題作連作4話+ノンシリーズ短編4本。
繊細なタッチでありながらグラマラス系の肢体描写はなかなかエロっちい。お話もおおむね和姦テイストでありながらひとひねりしてあって読ませる。
でもエロ的な評価が芳しくないのは表紙にも顔を出しているタイトル・ロールのダメ狸ペット「ポコ」の通常モード時のヘタレっぷりがキュートでどうにもちんこを握る気が起こらないのが最大の要因。エロ描写が足りないわけではないので受け取り方の問題ではあるのだが、どっちかというとポコシリーズはそっち抜きの純粋コメディで読みたい気がする。
とはいえ過剰な期待を抱かなければ漫画作品としてはウェルメイド。
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