酒とエロ漫画の日々。: 今週のフェビアン協会。

話○ 抜○ 消小総合○

オール短編全11本。1つ前の単行本がギャグ飛ばしすぎで抜きには厳しくパスしたが、今回は

狂気抑えめなので購入。表紙だけ見ると一瞬ぽっちゃり開眼かと思ったけど中身はいつもどおり

貧乳から巨乳までヴァリエーション豊富。ライト系でもダーク系でも過剰な擬音と液体に囲まれて

中田氏フィニッシュという実用性の高い物件。この人は長編だと凌辱でも非凌辱でもストーリーの

ドライヴ感が強すぎて奇天烈なものになりがちだけど、短いのなら適度に抑制がかかって抜き

ツールとしてバランスがよくなる気がする(作家の本質としては長編タイプなのだろうけど)。とは

いえ科白まわしやキャラの行動の端々に狂気を孕んでいるのが見てとれるのでエロ漫画にダウン系

ドラッグのような効用を望む人は回避で。言うなれば読むアンフェタミン。

話△ 抜◎ 消極小-無総合○

作者2作目の短編10本。前作はいまいち個性が感じられずちょっとネガティヴなレヴュウを

したのだが、今回は主に実用面でかなり進歩したので評価ワンランクアップ。現在となっては

泥臭さすら感じる絵柄とありがちのオンパレードなストーリー展開はあいかわらずマイナス要因

なのだけれど、性交描写の際のボディの質感とかちんこまんこのつながり具合とか細かい点での

ブラッシュアップがなされていて、全体的な実用性の底上げにつながっている。話の平板さが

気にならなければロウティーン～熟女まで年齢も幅広く、ダーク系でもライト系でもエロ描写の

濃さは変わらず使い勝手のいいツール。消しがほぼ皆無と言いきってしまえるほどにユルユル

なのもちんこのお供として好材料。エロ漫画に作家性などじゃまと言いきる貴方へぜひ。

酒とエロ漫画の日々。