今週の死なう団事件。

• 奏亜希子「淫乳天国」東京三世社 ISBN:4812623464

話○ 抜△ 消小 総合△

人妻もの短編連作3本+教師・OL短編連作3本+独立短編4本。
巨乳ものとロリものを律儀にローテするこの人、今回は巨乳の番(その間マークなしで巨乳ものをひとつ出しているが)。ちょっとラフなタッチでありながらエロはねっとり描写というギャップがまいど素敵だ。
和姦も凌辱も両方やれる人だが今回は若干ダーク系多め。あと比較的乱交含有率が高いか。とはいえ以前の巨乳っ娘雌奴隷化長編みたいなバリバリの凌辱SMではないので縛ったり拘束したりしたい人向きではない。
つるぺたも巨乳も抜き度が変わらない大変使い勝手のよろしい作家なのだが、点数控えめなのは人妻・熟女主体とあまりにも年齢層が高いせい。巨乳はドンと来いなのだがもう少しティーンズ寄りの方が個人的にはありがたいので(すいません)。
購入前にウェブ上でチェックした表紙は過去最高にいいと思ったのでちょっと事前の期待が高すぎたかも。

• モリス「妖しい母と淫らな叔母」富士美出版 ISBN:4894216841

話△ 抜○ 消小 総合△

実母&双子叔母×息子近親3P表題作連作2話+短編9本+おまけショート。
近親率はかなり高くしかも母子相姦主体なので、インセストタブーお断りな貴方は回避で。非近親作品もキャラは人妻や女教師など熟女メイン。後先考えず犯りまくって妊娠もいとわずみたいな作風は大昔から一貫しているので固定ファンなら安心して購入できる1冊。個人的にはしばらくごぶさただったのだがずいぶんエロっちくなった表紙に惹かれてついレジへ運んでしまった。
しかしながら本人サイトを見たら表紙・裏表紙の塗りは外注だとか(まあすなおに暴露するぶん良心的か)。中扉の本人塗りのと比較すると申しわけないが差は歴然で、乳首の処理とか肌色の塗りとかエロ喚起力は段違い。
んでモノクロの漫画部分は従来どおり80年代アニメ調のもはや古典的なタッチなんでその落差ゆえ総合点は落としたが、抜きツールとしてはいい仕事なのでそのへんが許容できるなら。

• 亜朧麗「エイドパット」モエールパブリッシング ISBN:4903028771

話○ 抜○ 消極小-無 総合△

オール短編全8本。マークなしの方が明るいぶん黄色い楕円付きのはダーク系主体。それでももろ凌辱は減ったのでヴィジュアル的にはさほどドン引きはしないかと。
趣向はさまざまだけどマークつきのぶんこの人の美点であるきっちりした性器描写が引き立って抜きにはいい感じ。年齢もティーン以下～熟女までと幅広く、いろんなニーズにお応えできる十徳ナイフのような作品。
それでいてやや採点が芳しくないのは、CGの処理がよろしくないのか数本見づらい作品が存在するため。ことにラストのロリっ娘孤児引き取りエロはまるで原版を紛失して雑誌から起こしたかのように目が粗く、個人的にもっともグッときた話だっただけに非常にもったいない。
できれば全作品均等なクオリティで読みたかったところ。