2006-07-25

今月の劇場型犯罪。

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話○ 抜○-◎ 消無 総合○

オール短編全11本。前作から比較的間を置かずに新刊が出てきた。
目立った違いはおそらく掲載誌の都合なのだろう、和姦オンリーから凌辱も混ざった構成になったのと年齢層が上下に拡がっていること。個人的にはライト系もダーク系もドンと来いなので前者はまったく問題ないし、この人のキャラでいちばん好みなのが中高生くらいなので18歳以上ばっかりだった前作よりむしろ歓迎。
いつもどおりあっさりめのタッチなのにエロはガッツリとたいへん実用的で、ハードコアなわけじゃないがとにかくここ数作イキ顔がすばらしく扇情的でたまらない。ちんこまんこの詳細描写に頼らなくてもエロ度アップはできるといういい見本だ。1on1のラヴラヴ和姦ものから救い含有率0の輪姦凌辱まで幅広いニーズにお応えする逸品。
エロ的にもの足りなく思えた前作に比較すると消しもなくより実用オリエンテッド。個人的にグッときたのは幼なじみの裸を覗いたところから始まる初々しいラヴもの「numbed」。
  • まりぴょん「プライベートレッスン」富士美出版 ISBN:4894216884
話○ 抜○ 消小 総合△

酔っぱらって教え子をお持ち帰りしちゃって……から始まるショート巨乳眼鏡女教師×男子生徒ラヴストーリー長編全8話+番外編。
太古の昔から使い尽くされたシチュエイションだけに差別化がたいへんだが、この作品のキモは性獣と称すべき男子側が終始リードする展開で、本来主導権を握れるはずの年上女教師が翻弄されまくりな点。ムダに絶倫でテクニシャンな男子が痴漢プレイに持ちこんだりアナル一発決めたりとやりたい放題で、途中乱入してくる横恋慕女子もゲップが出るまで犯し倒されて逃げ出す始末。最後はそれなりにしんみりまとめつつ犯りまくりの日々は続くってなギャフンエンド。
縛ったり露出したりのアブノーマルな方面には行かないので見た目さほどハードではないが、そういう展開なのでエロ的にはかなり充実。番外編は性獣化するきっかけとなる義母とのこれまた濃厚なプレイで、熟女スキーならこちらの方が本編より来るかも。
個人的にはこの人は年下キャラの方が好みなので総合評価を下げてしまったが、趣向が合えばこの作家の単行本としてはもっとも抜きに適しているのでぜひ。
話○ 抜△ 消極小 総合△

ツンデレ女子高生アルバイト×なよなよ男性社員もの短編連作3本+ノンシリーズ短編5本。
ちょっと頭身高めの古典的な少女漫画絵が萌え系ばかりのなかむしろ個性的でこれは差別化要素。ミドルティーン~大人の女性まで幅広く描くがおおむね巨乳系なのでつるぺたスキーは回避で。
気の強い女子がオクテの男子を積極的に振り回す系か浮世離れした天然ボケの女の子となんとなくエッチしちゃうかの2系統。ボヨンとメロンみたいな乳を存分にもてあそびつつパックリまんこに中田氏というおいしい物件だが、ほんわか和姦ストーリー優先でエロ総量は多くないので少々もの足りない。どちらかというと乙女回路内蔵の方がちんこは二の次でお話にいやされるためのツールか。
なおあとがきのむりやり萌えっぽい絵柄に挑戦したカットはそれはそれでよさげだったので実験的に1本描いてみてください。


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