2006-07-30

本日の地方開催。

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話○ 抜× 消無(性器描写なし) 総合○

冴えないフリーター青年とアパートに住み着いた幽霊の女の子との奇妙な同居生活とそこに芽生えた愛の行方を描く長編8話(以下続刊)。マークなし。
なお田中ユタカのこれまでのキャリアおよびレーベルがコンビニエロ漫画用なのを考慮してこの項目でレヴュるが、これはいわゆる「抜き漫画」としてはたぶん使えない。直截的なエロシーンはせいぜいあって各話2、3ページ、むしろ濡れ場のない話の方が多かったりするのでちんこ活用には不向き。
ただしさすがはこの道の第一人者、脳みそまでむずがゆくなるような濃厚ラヴコメ展開とこれまた赤面もののキラキラ輝く世界の描写は破壊力抜群。これを気持ちいいものだけ効率的に摂取できて万歳ととるか現実に帰れと冷めてしまうかで作品評価が決まってしまうのでまずは一読。こと田中ユタカに関してはそのウェルメイドな虚構を楽しみたい俺は前者寄りの評価ですが。
いままでになくポップな表現や崩れた表情を積極的に取り入れていながら(ヒロインが顔全体から鼻水垂らしたりしてる!)、シリアスなシーンがなんら浮いていないのはさすが。つらい現実を一瞬だけでも忘れられる高純度のモルヒネ。


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