今月の指標銘柄。

• 綾乃れな「恋's ～れんず～」三和出版 ISBN:4883563650

話△ 抜○ 消極小 総合○

オール短編13本+描き下ろしショート。表題や表紙で謳っているのとは違って眼鏡っ娘

含有率は半分ほどなのでレンズがないと死んじゃう病の人は注意。基本は少女漫画系と

萌え系のハイブリッドながらやけにバキバキした描線のくどいタッチだったのがだいぶ

マイルドになり、ことに2006年に入ってからの作品は角の取れた丸っこく親しみやすいものに

変化した。とはいえもうひとつの特色のちんこまんこをやけにゴツく描いて断面図を多用する

芸風は変わっていないが。ストーリーはいかにもオタ男子の妄想実現系っぽい類型的な

シチュエイション・コメディなのだが(実際裏表紙で各作品を属性の列挙だけで紹介して

しまえている)、ファックシーンを手抜きなく執拗に描写してくれるおかげで抜きツールと

して力強い。純情そうなヒロインたちがいざちんこ入れられると歯を食いしばりつつよだれ

ダラダラたれ流して乱れまくるさまがエロっちくてグッド。個人的には興味ないが破瓜描写が

充実しているのもその手の嗜好の方にはよろしいかと。年齢層もロウティーン～社会人までと

幅広くかつさまざまなタイプを取りそろえているので訴求対象も広範囲。まだ絵のクセは

強いので表紙・裏表紙が第1関門だが、それを突破できればオススメ。

• 前田千石「奥さんバレー」双葉社 ISBN:4575832669

話○ 抜△ 消大 総合○

ママさんバレーメンバー食いまくりハーレム長編表題作7話+ノンシリーズ短編4本。マーク

なし。前作はオール人妻凌辱堕ちものだったのが一転して軽快エロコメに。いかにもコンビニ

売りエロ漫画誌っぽい健康的なタッチに巨乳寄りの親しみやすい絵柄はむしろコメディの

方が親和性が高いかもしれない。バレーボールははっきりいって添えもので個性的な人妻

たちとのタナボタエロが主眼。メインヒロインの巨乳天然ボケ兄嫁をはじめとしてお色気・

スポーツ・不思議ちゃん・ロリ・カタブツとヴァリエーションも豊富。ガッツリ抜くには不向き

だが息抜き漫画としてはウェルメイド。作者の志向はさておきマークつきに進出する気が

ないのならこちらの路線が正解。