本日の廃藩置県。

• ED「QG キュートガールズ」コアマガジン ISBN:4862520391

話○ 抜○ 消極小 総合○

お調子者男子×天然ボケ女子カップル連作4話+気弱年上♂×ツンデレ年下♀幼なじみ

前後編+幼なじみカップル&親友女子前後編+短編2本。すっきりと見やすい描線で

ありながら漫画作品の匂いがしない、イラスト専業の人のようなスタイリッシュなタッチが

印象的。20世紀にルーツのある人からは絶対に出てこない絵柄で、新時代の息吹を

強く感じる。一方でお話方面はメイプルシロップを煮詰めたような濃厚ラヴラヴで、

イノセントな相方にちょっと屈折したもう一方がグルグル気を回してパニクっちゃうん

だけど結局和解して愛を再確認みたいなパターンが主流。そしてこの人の新しいところは

単なる萌えじゃなく詳細性器描写と濃厚なエロシーンを手抜きなくやりとげてくれて

しっかり実用方面にも配慮しているあたり。巨乳寄りの美味そうなボディにバキバキ

ちんこを挿し込まれて頬を上気させながら逝っちゃうさまがたまらない。フィニッシュが

外出し多めなので膣内に注がなきゃイヤという人は要注意だが。同じコアグループでも

いまだに抜きを二の次にして萌えのみに逃げている「ばんがいち」あたりの作家は

この人や稍日向なんかを見習ってほしいもの。凌辱のりょの字も含まれていないので

和姦属性がない人にはお勧めしないが、独特なタッチが無問題ならぜひ。

• 都夢たみお「僕は母に恋をする」松文館 ISBN:4790117758

話△ 抜○ 消大 総合△

押しかけ母さん候補中編4話+短編7本。マークなし。どうせ怒濤の白抜き消しなのは

承知していたので買う気はなかったのだが、裏表紙の「本書に収録された作品は全て

初単行本化作品です」のコピーに負けて購入。この人は絵柄がコロコロ変わるのだが今回

収録分はおよそ1、2年前くらいのちょっと泥臭めのと3、4年前のややぷに系のころのとの

ミックス。表紙の最新の絵柄ともまた違うので注意。ここ数作の例にもれずブリブリの

巨乳主体でひたすらガチンコエロ。ふだんよりはダーク系が多めかとも思うがいつもの

都夢たみお。個人的な絵柄の好みとは完璧にずれてしまったが抜きという観点では高値

安定だけに、容赦なくホワイトで潰されたちんこまんこがいかにも残念。それだけの

ハンディを抱えながら○評価というのもたいしたものだが。なおこの本を最後にPNを変更

するそうで、おそらく今後は現在パピポでやっているようにひらがな名義にするのだろう。

長らくジャンボでやっているうちにオッサンくさくなってしまったタッチはだいぶ若向けに

調整してきているが、欲を言えば昔田中ユタカ丸コピーをやっていたころのみずみずしい

絵柄に戻してほしいところ。