- 岡村杜巳「幼淫処女(いやらしおとめ)」久保書店 ISBN:4765909549
話○ 抜△ 消小 総合△
オール短編全9本。老若男女幅広く描ける人だが今回は表紙・裏表紙のとおりロリオンリー。
前の単行本が2002年だからかなりインターヴァルが開いてしまったが、良くも悪くも絵柄が
固まった人なので収録作間にギャップがないのが美点。いまとなってはプリミティヴなタッチ
だが独特のほんわかした雰囲気は読んでいて和む。ゴリゴリの凌辱ものもやる作家だけど今回は
おおむね和姦主体。幼女固定なのでおっぱい星人向きではないが、キャラの描き分けやシチュの
ヴァリエーションも豊富で漫画作品としてはウェルメイド。個人的にはこの人の描く太眉っ娘は
大好物なのでつい点が甘くなるのだが、消しが小さいながらも黒ノリでやや興を殺ぐのと詳細
性器描写をする人ではないのでちんこ訴求力がいまいちなのが減点理由。表紙のそれなりに
映えるCG塗りはおそらく外注なのでいざ中身を開くとモノクロページがずいぶん地味な印象に
見えてしまうのも初見の人にはつらいか。とはいえ俺のような固定ファンにとっては長らく出て
いなかった(しかもマークつきとしてはさらに久しぶりの)純粋新作商業本なのでそれだけで満足。
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