2006-09-10

今週のドップラー偏移。

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話○ 抜○-△ 消極小 総合○

ツンデレ金髪お嬢様×ちょっぴりSっ気ありなヘタレ下僕中編4話&脇キャラインタールード

2話+天然世間知らずお嬢様をアダルトグッズショップ店員が調教中編3話+描き下ろし

ショート。以前の子供に調教される長編がどうも肌に合わなくてごぶさただったが

ひさしぶりにチャレンジ。冒頭の表題作はこれでもかというようなお約束の固まりだが

社会的立場とベッドでのそれとが完全に逆転しているのがおもしろい。下僕に開発され

まくって最後は焦らされて自分からおねだりしちゃうお嬢様がナイス。もうひとつの

中編は3話目まで処女なのにいろんな器具で調教されまくるさまがよろしい。個人的

にはそれが制約条件になってしまうので表題作の方が好みだが。いずれにしても行為は

ともかくテイストは和姦系なので凌辱スキーはパスすること。ただこの人、絵柄が序盤と

ラストとで一変していてしかもよろしくない方向へ行っているのが気になる。少女漫画

ベースの端正なタッチという基本線は変わらないのだが、変にオサレ系のフレーバーを

導入してきていてそれがエロとはどうも食い合わせが悪いのだ。表紙の絵柄で今後突き

進むのならちょっと考えちゃう。

  • あきふじさとし「人の妻(もの)」コアマガジン ISBN:4862520502

話△ 抜○ 消小 総合△

オール短編全10本。超ヴェテランの域の作家だが昔はレズのイメージがあってほとんど

スルーしていた。最近になってわりとノーマルなネタになってきたのでおそらく初めて単行本

購入。表題のように人妻多めだが一部高校生などもあり。どのみち乳は大きめ主体なので

つるぺたスキーは回避で。大昔からみごとに絵柄の変わらない人だがシンプルなタッチの

ぶん逆に陳腐化を免れており得している印象。そのぶんちんこまんこの描写はいかにも

漫画っぽくてリアル嗜好の方にはもの足りないかも。この牧歌的な絵でやってることは

人妻凌辱だのどっぷり近親相姦だののダーク一辺倒でこのギャップがおもしろい。貞淑な

人妻がふとしたきっかけで堕ちていったり母親が息子を性の玩具にしたりとチープな展開

だが抜き物件としてはそれで正解かと。表紙のCGはまだしもがんばっているものの中身は

ほんとに簡素な描線なので描きこみ命の人には向かないが、あっさりタッチでガッツリ

凌辱の落差を堪能しましょう。

  • 安一樹「快楽ノススメ」ティーアイネット ISBN:4887741987

話△ 抜○ 消中 総合○

主人公×弟嫁前後編+小学生が女教師を集団凌辱連作2本+短編5本。YASKAがなんの

前触れもなく改名後第1作。中堅どころをMujinに連れてきて改名再デビューさせるのは

TIの常套手段だが、この人みたいに数作出したあとにいきなりPN変更というのはさすがに

レアケース。泥臭い絵柄ながら抜きツールとしては水準の高い人だが売れていなかったの

だろうか。それはさておき芸風はまったく変わらず、80~90年代の匂いのする絵柄で

ミドルティーン~大人まで幅広く手がけ和姦でも凌辱でもパックリまんこにバリバリ

中田氏のガチンコエロ。松文館で出した前作は絵柄と話が遊離していた感があったが、

この作品はオーソドックスな近親相姦や輪姦凌辱などベタすぎるネタがむしろ絵柄と

フィットしていて好感触。硬軟どちらもこなしつつ凌辱多めの人だが今回は意外にも

和姦主体。救い大嫌いっ漢にはオススメしないがエロ度はまったく変わらないので俺は

肯定。無粋な黒線消しはもったいないが前作よりいい出来。



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