酒とエロ漫画の日々。: 本年度の年忘れカラオケ大会。

話○ 抜○ 消大総合○

引っ越し先でダブルブッキングしたその相手とうれし恥ずかし同居生活甘々ラヴコメ表題作

長編全10話。マークなし。しょっぱなから主人公への好感度MAXでどんなプレイにも嬉々と

して応じちゃう、でも他の男には絶対に犯らせないというなんとも読者の妄想具現系な

ヒロインあいかちゃんが豊満な肢体をブリブリ揺らしながらうっとりした表情で毎話膣内

射精フィニッシュされるさまを堪能するのがこの作品のすべて。中盤にお話かき乱し役の

主人公の幼なじみがエロ強化担当兼任で登場するが正直1ヒロイン制でもそんなに支障

なかったような。抜きキャラの少なさをハンディと感じさせないエロシーンの質量の充実

ぶりは白抜き修整込みでもマークつきと遜色なし。むしろコンビニ売り誌で活躍している

だけにきつい消しを逆手にとる術を完全に自家薬籠中のものとしているといえよう。ことに

結合・射精時に膣内が収縮したり拡がったりするさまを小さな擬音で表現するテク(ほかには

巻田佳春がこの手法を多用し「マキタ音」と称される)が実用性アップに貢献。まあリアルで

そんな物音を立てているわけではないが脳内興奮を励起するのに有効な手段だと思う。

きゅうんきゅうん。

話× 抜○ 消小総合△

魔法少女エロピンチ表題作中編4話+短編5本。気高いヒロインが悪者の策略により輪姦

凌辱され最後は快楽の淵に堕ちてゆくという二次マガ系漫画の黄金律。表紙のようなロリ

キャラよりは巨乳さんの方が多めだが、いま風のエロゲ絵でヒロインたちもテンプレながら

豊富なパターンを用意。中身のモノクロは表紙のカラーより若干クオリティが落ちるものの、

媚薬やら触手やら肥大クリやらいろんなグッズを活用しつつバリバリレイプされ膣内射精

されるさまは即効性の抜きツール。ラスト1ページで肉欲に屈服したヒロインたちに敗北の

言葉を紡がせるのがエロっちくていい。とまあ美点を列挙してみたが最初から最後まで

フキダシのなかに細かくびっしりと説明科白の嵐なのはちょっと。キャラの表情やコマの

流れで語りうることまでをすべて言葉にのみ頼っているかのような趣。ヒロインたちの快楽に

打ち震える絵ヅラを読ませるより延々とバックグラウンドを語りたいのだとしか思えない。

エロ小説でならこれでまったく問題ないしテクストも及第点だと思うが、原作者がよっぽど

絵の力を信用していないのだろう。ちんこを握るうえでは支障はないものの(それはすなわち

必死に語られている設定もそんなに全部は要らないということだ)、「漫画であることの

意味ってなに?」と考えさせられてしまう作品。

酒とエロ漫画の日々。