今週の3B政策。

• ジョン・K・ペー太「プルプル悶絶ライセンス」コアマガジン ISBN:9784862521248

内臓◎ 抜△ 消極小 総合○

子宮に異物突っこまれてゲロ吐きながら卵巣にまで届く勢いで射精される女の子満載の短編10本。
ジャンボからメガプラスに移籍後第1作となるが、コアの保有レーベルのなかではさほどハード寄りでない雑誌にもかかわらずこれまでどおりの腹ボコ・拡張・断面図乱舞で手加減いっさいなし。
およそ人類が思いつく限りの非道な行為をヒロインたちに強いておりながら悲壮感がまるでないワン・アンド・オンリーの芸風があいかわらずイカす。絵柄もプレイも完全に固まってていちど体験したらもう間違えようもないし、万一初見でも裏表紙や帯でさんざん警告しているので生理的に受けつけない人は最初から回避しましょう。
作者あとがきでは貧乳が増えてとあるが正直この人の漫画における乳の重要性はものすごく低いので大差なし。抜きよりはギャグ漫画として享受している俺が言うのもなんですがこういう才能が商業ベースで成り立っているところに日本のエロ漫画シーンの奥深さがあると思う。ポップな凌辱コメディでイヤな世のなかを笑い飛ばせ!

• 都氏「glamourous parlor」コアマガジン ISBN:9784862521156

話○ 抜○ 消小 総合

オール短編全12本。ちょっと古典的な少女漫画絵で甘々ラヴコメメインと間口の広い作風でありながら雰囲気だけに逃げずエロシーンもきちんと描いてくれるのが美点ｊ。
ミドルティーン～人妻までレンジも広く巨乳寄りのプリティなキャラが積極的にちんこをくわえこんで気持ちよさそうに絶頂を迎えるさまがなんともエロっちい。中身をよく読むとラヴ一辺倒ではなく寝取られやライト凌辱の要素も含んでいるのだが、キャラが男女ともあまり嫉妬や背徳感といった負の感情を抱かないので結果的に後味スッキリ(まあ凌辱スキーにはそこが大いなる不満となることだろうが)。
予備知識のほとんどない作家だったのでサイトを見てみたらかなりのヴェテランのようで、なるほどよどみなく展開する作劇や破綻のない描線は職人芸。もっともそのぶん明らかにタッチはひと世代前っぽくていわゆる昨今流行りの萌え絵とは異なるライン。モノクロはそれほどでもないが表紙/裏表紙のカラーはかなりクラシックな装い。
そんなわけで2007年の新作としては微妙な雰囲気でやや点数を落としてしまったが、抜きツールとしては十全の活躍でオススメ。

• 嶺本八美「恋愛かがく実験」実業之日本社 ISBN:9784408170480

話○ 抜△ 消中 総合△

遊び人彼氏×ダサ眼鏡っ娘彼女ラヴコメ中編4話+短編8本。マークなし。
前作から入った人にしてみるとロリキャラはいないわまんこは毛だらけだわでびっくりすると思うが、これが嶺本八美本来の作風。まあ成人しててもみなさん貧乳ぎみなのはいちおう継続性を感じますが。
高校生～社会人くらいの恋愛スキルもそれなりにある男女たちの織りなすエロ少なめラヴストーリーという一般誌の青年漫画に近い読後感はコンビニ売り誌には最適ではあるものの、いちどリミッター解除したものを読んだ身にはどうにもヌルくて欲求不満。
マークなしの宿命で白抜きだけど面積は控えめの修整がGJなだけにもう少し抜き寄りのがあったらと思う。とはいえ執拗な乳首責めなどはそれなりに興奮するのでスターターやチェイサーとしてなら使えるかと。