- どざむら「犯行声明」モエールパブリッシング ISBN:9784903705095
話○ 抜○ 消極小-小 総合△
オール短編全9本。数年前に絵柄を大改造してからは個人的嗜好とまるっきりズレたので
ごぶさただったが店頭見本がたいそうエロくて思わずレジへ。サミット会場から拉致られた
首脳令嬢たちがちんこのことしか考えられないメス奴隷に調教される表題作をはじめとして
えげつない凌辱ものがてんこ盛り。ラスト2本の母子相姦話を除けばロウティーン~ミドル
ティーンのいたいけな少女を容赦なく犯して即座に種付けをおねだりし出すまでに堕とし
まくる展開ばかりなのでボーイ・ミーツ・ガールの甘酸っぱい純愛大好きっ漢は死ぬまで
近寄らないこと。ダイナミックな構図を多用して性器のドアップを見せつける作風はこの
作家に限らず広く人口に膾炙したが、男女の掛け合いのなかでお互い淫語を振りまくような
科白まわしや頬を上気させながら快楽にひたっているヒロインたちの表情の淫靡さなどは
どざむら独特の味。昨今のバリバリ萌え絵のエロ漫画では希薄な、体臭やら精液の匂い
やらがたちこめてくるようなねっとりした感触が勃起中枢を刺激する。それだけに過度に
フリーキーさが増してしまったタッチが「ちきゅうのひみつ」とか「SING OUT!」のころに
戻ればもっと高評価になるのにと惜しむことしきり。あと消し評価が妙なのは基本は極薄
トーンなのに子宮の奥と肛門だけ真っ黒なので。もともとこういう描き方なのか修整の
仕方のせいなのかわからないが意味不明。
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