- 草野紅壱「思春期絶対領域」茜新社 ISBN:9784871829335
話○ 抜○ 消小 総合○
2人して変態入った義兄妹カップル連作3話+秘密の関係共有正続編+短編3本。
あうんからRINへホームグラウンドを移してからの1冊目だが、これまで同様手足
長めの清楚な女の子たちがまんこ拡げてアンアンという夢の世界。前作刊行直前
あたりから顔パーツのバランスを微調整していたのが今回収録分にも痕跡を残して
いるが最近作では描線も安定。ことにこの単行本にも一部入っている2007年度の
作品は萌え度がワンランクアップした感じで、次作はさらに楽しみだ。それはさておき
お話はギャグもシリアスも両方こなす人で今回もバランスよく収録だがいずれも
行為は合意なので純愛スキーには好適。器具プレイにさほどグッとこない俺的には
やけにヴァイブを活用する作品が多くて食傷ぎみなものの、瞳をうるませながら
快感に打ち震えるヒロインのスレンダーな肢体たちがみなさまの快感中枢を直撃
することだろう。基本的にお上品で突出した個性はないものの、ウェルメイドな
和姦ラヴ作品をお探しの方への最大公約数。
- 狩野蒼穹「あねSWEET」松文館 ISBN:9784790119845
話○ 抜△ 消小-中 総合△
オール短編全10本+描き下ろしショート。また姉か! とばかりにエルダーシスター
てんこ盛り。どこをとっても年上ぶってるクセに間の抜けた姉としっかり者のショタ
弟との禁断のインブリード。あとがきで記してあるように絵柄のぶれは多少あるが、
テイストがまるっきりいっしょなので読んでて違和感はない。殺伐感と凌辱色を
最後の1滴まで徹底的に取り除いた甘々ラヴラヴで、貴方の傷ついた心身を癒すの
にはこのうえなく有益。あいかわらずちんこまんこの発する匂いに妙にこだわる
あたりがいいアクセントになっている。とまあ雰囲気重視のほのぼの系エロ漫画の
安定銘柄としてオススメではあるのだが、先月あたりから強化になった修整が
マイナス点。程度としては数年前のTIレヴェルで極端にひどいわけでもないし
もともと性器描写命の作家ではないのでフェイタルな要素ではないのだが、最近の
松文館の消してない状態に慣れてしまうとつらいところ。
0 件のコメント:
コメントを投稿