2007-10-14

本日のルィセンコ学説。

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話○ 抜△ 消小 総合△

スク水神様レビアたんと愉快な仲間たちシリーズ第2弾/オムニバス全8本。重厚長大な舞台装置と軽薄短小なスチャラカギャグとの絶妙なアマルガムが今回も炸裂。予備知識なしでは物語の旨みの半分も味わえない完全に一見さんお断りな造りなので前作必携。
一見萌え漫画にケンカを売っているかのようなクセのあるマニア系の絵柄ではあるものの、雑だとかグロいだとかいうのではないので話に没入してしまえばさほど気にならない。ダイナミックな構図や機関銃のようにこだまする擬音の乱舞で構成された性交描写は迫力満点で、目線の制御すらままならず発狂してしまったのかのようなアクメ顔がいっそうやりすぎ感を演出。
1on1のノーマルな交わりから緊縛だの触手だのの飛び道具、さらにはオナニーオンリーやらえんえんフェラやらの変化球までプレイも多彩。ただ本質的にはこれまでにも増してエロ漫画のふりをした本格SFであり、いくら濡れ場含有率が高くてもこれは抜き物件とは呼べない。
緩急自在の語り口がちんこを握る手への集中力を全力で阻害する困ったちゃんなのでどうしても評価は微妙になるが、読みものとしてはこれまで同様に充実度が高くオススメ。


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