- 永間ひさし「だって貧乳だもの。」久保書店 ISBN:9784765909884
話○ 抜△ 消小 総合△
バカップル短編連作4本+なし崩し姉弟近親連作2本+短編4本。前作単行本
から持ち越しのキャラもいるので処女作を持っていればより楽しめるかと。
1本ある普通乳を除けば表題どおり貧乳目白押し。といっても年齢層は
ナイチチ系としてはそうとう高めで、ミドルティーン~20代突入までと
ある意味つるぺた幼女ものより訴求対象が狭そう。近ごろでは珍しく萌え
フレイヴァーのほとんど感じられないざっくりしたタッチで売れ線感はまるで
ないが、ほのかに流れる頽廃的な空気が心地よい。基本和姦ながら
かすかな苦みをもただよわせた丁寧な心理描写が絵柄にぴったりフィット。
しかしながらエロ的には淡泊に見えかねない絵ヅラと性交描写含有量が
さほどでないのとで一線級とは言いがたくちんこを握るのは二の次の
物件。極私的願望を述べるならこの人はおっきなおっぱいを描かせた
方が抜き的にはパワーアップするので(前の本の眼鏡巨乳地味っ娘は
よかった)、できれば次は貧乳縛りのないお仕事でお目にかかりたいです。
- Cuvie「ハコイリ」秋田書店 ISBN:9784253255004
話△ 抜× 消無(詳細性器描写なし) 総合△
名門お嬢様×貧乏一般人カップル暴走ラヴコメ表題作長編全7話+短編
2本。マークなし。全体的に核実験場感の強い秋田の青年誌でもよりエロ
方向に突出した増刊「烈」の単行本第1弾ラインナップのなかのひとつ。
毎回看板扱いの葉月京のマンネリ微エロよりははるかにいい仕事で、初回
からガッツリファックさせてきちんと需要にお応え。それでも評価が低いのは
これだけでフィニッシュまで持っていくためにはさすがにエロが薄すぎるから。
これ以上を求めるとコンビニ売りエロ漫画誌クラスまで性交描写を増やさ
なければならないがそこまでは行けないもどかしさ。お話はそれなりに盛り
上がるとはいえプロットがあまりにも定番で(いまどき「卒業」ですかぁ?)、
雑誌で読んでいるぶんには楽しいが1冊にまとまるともの足りなさしか覚え
ない。仕方ないとはいえシンプルながらけっこうそそるまんこ描写がすべて
抹殺されてしまっているのもマイナス要因。てなわけで抜き原理主義の俺は
文句たらたらですがちんこの役に立たせようと思わなければそつなくまとまった
いつものCuvieなのでデフォ買いの方なら。
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