- 陸乃家鴨「少年少女は××する」実業之日本社 ISBN:9784408170961
話○ 抜△ 消大 総合△
奥手眼鏡っ娘がひょんなことから同級生男子の姉(エロ漫画家)のお仕事を手伝う
ことに……で始まるドタバタラヴコメ全9話(完結だが続編の存在をあとがきで
示唆している)。マークなし。作者の実体験に基づくと思われる豊富なエロ漫画
制作ノウハウが開陳されるさまは抜き物件というより「辣韮の皮」(阿部川キネコ)
スト漫版ってな趣。個人的に眼鏡属性はほとんどないので世に流布するその手の
アイテムは心底どうでもいいのだが、こと陸乃家鴨に限ってはなぜか俺の心の
なかにど真ん中ストライク。ただ描写が洗練されていて目立たないもののメイン
ヒロイン加納さんの性格がかなりエキセントリックで一歩間違えば電波キャラ
なのが人を選ぶところ。その他女子連中が普遍的なラヴコメの登場人物としては
みなさん情動が特殊でこのへんは作者のひねくれ具合がよくわかる。抜き的には
しょせんコンビニ売り誌掲載作で多くは望めないが、地味っ娘の加納さんが興味
津々でエロ行為にはげみいつしか快楽のとりこになる一連のシークエンスに
愚息も昇天。濡れ場占有率だけならサブヒロインたちの方が多かったりするの
だが俺としては加納さんしか見えない状態なので続編はぜひ彼女のエロ増量で。
- 加古川太郎「イリーガルアビリティ」キルタイムコミュニケーション ISBN:9784860324919
話× 抜○ 消小 総合△
特殊能力を駆使して事件解決に挑む少女たち表題作4話(以下続刊)+短編5本。
エロゲ系のキャッチーな絵柄に萌えテイストを添加した万人向けのタッチで童顔
巨乳キャラ主体というポピュラリティの高い作家。SFティックな設定でコメディも
ライト凌辱もそつなくこなし等しくエロい。ことにパイパンまんこを気前よくご開帳
してプルンと弾むおっぱいを揉みしだきながらバリバリ中田氏するさまが素敵だ。
ふたなりやディルドーも含むちんこが乱舞して白濁液が飛び交う光景はさすが
アンリアル。反面この出版社の宿痾でストーリー面は散々。メインの長編は設定を
全部主人公のモノローグに仮託しきってからなんの前触れもなく過去編に突入
してそれすらろくに展開しないうちに中断。「続きは新作で」商法はほかにも多くの
人がやってるのでそれ自体を否定はしないがもう少しキリのいいところまで収録
すればよかったのに。ノン・シリーズの短編はそこまでひどい粗はないが物語の
コクを味わうとかそういうのとは無縁の物件。とまあ批判もしたが絵柄のブレこそ
あれど作画は安定してるしイキ顔もそれなりに扇情的なのでちんこのお供としては
及第点。
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