- カイシンシ「ボクの家のクルリ様」茜新社 ISBN:9784871829991
話△ 抜○ 消小-極小 総合○
交通事故死するところを貧乳ツインテっ娘神様に助けられた主人公とのラヴラヴエロ
コメ表題作中編4話+お互い恋人ができるまではと兄妹相姦していたヒロインが親友と
兄との仲を取り持ってから本心に気づいて……な連作3話(第2~4話、前作単行本に
第1話あり)+短編3本。例によってロウ~ミドルティーンぷに萌えキャラ一辺倒なので
自分のスウィートスポットから外れる御仁はスルー推奨。一読するとこの作家の成長と
課題とがどちらも浮き彫りにされる。以前からの長所だったキュートな絵柄とガチンコ
性器描写とのうれしいミスマッチは洗練の度を増し、とりわけほのかに色づいた土手高
パイパンまんこをくぱぁと拡げて挿入をおねだりするさまがエロっちい。ややショタな
男子キャラが辛抱たまらず体躯に似合わぬご立派な血管ピキピキちんこをリクエストに
お応えしておもむろにインサートし、膣内のヒダヒダの締めつけを受けながら子宮の奥
深くまで亀頭を突き上げ盛大にザーメンを放出するまでの一連のシークエンスはもはや
この作家の最大の武器。いまだハンコ顔ではあるもののボディは微乳オンリーだった
のがおっぱいサイズ上方拡大にもチャレンジしており、萌えと抜きの双方を高水準で
両立すべく日々邁進する姿勢が頼もしい。その反面前作のような短編や1話完結系の
連作では目立たなかった構成力の弱さが今回の巻頭続きものでは露呈してしまって
おり、あとがきの作品解説なしではお話のバックグラウンドが作品内からほとんど読み
取れない始末。まあ俺的には抜きになんら支障ないからいいけど。ただ現在非エロの
一般誌での掲載作がたしかにお話的に非常にもの足りないのは事実なので、いっそう
ストーリー面での精進をお願いするとともに現在のようなガチンコエロも続けてほしいと
切望する次第。
- 憧明良「せめアネ」茜新社 ISBN:9784871829977
話△ 抜○ 消極小 総合△
年上専科オール短編全9本。古きよき少女漫画/レディース系のタッチでアダルト風味
キャラの描写にはもともと長けていたが、今回は多少混入していた年少系を排除した
完全お姉さま仕様。意識して頭身を上げ瞳を小さめに描いたりと大人っぽいヒロインで
統一。反面男子サイドは文句のひとつも言えずご奉仕の下僕タイプか状況に流される
ままの意志薄弱系ばかりで、主導権は完全に先方に握られっぱなし。そんなヘタレ野郎
たちがタナボタ式にばいんばいんボディのお姉さんにサクサクと熟達したフェラやパイ
ズリの連続コンボでたちどころに準備万端にさせられ、完熟まんこでイチモツをきつく
締めあげてザーメンしぼり取られまくりの逆レイプ系。同様にオチも役得なのか災禍
なんだかわからない関係が続くよエンド主体。それゆえ帯で謳う「オネーサマたちの
愛に癒されたいアナタに」というコピーは違和感アリアリで、「愛」の前に「強引な」、
「アナタ」の前には「M願望の」との一節をそれぞれつけ加えたいところである。意図
して似たような展開の話を集約したと思われるので物語面でのうまみは希薄だが、
ちんこ的にはこの作家の過去作品と比較してもっとも実用性の高い部類。エロシーン
含有度も比例してアップしており、すらりとしたモデル顔負けの肢体をくねらせながら
ときにはクールに、ときにはコケティッシュに乱れまくるオトナの媚態が脳裏を直撃。
とりわけションベン臭い小娘も使い古しのオバハンもお断りの20代レディース専科の
貴方ならばそのへんの年齢層を描く作家がいわゆる美少女系では昨今レアなだけに
必携といえるだろう。俺的には逆にこの絵柄であえて中高生にスポットを当てた前作の
方が好みなので総合評価は下げてしまったものの、訴求対象が明確なだけにマグロ
願望男子には待望の逸品。
0 件のコメント:
コメントを投稿