- たかねのはな「性援隊」エンジェル出版 ISBN:9784873062983
話△ 抜○-◎ 消極小 総合○
運動部員の活躍をセックスでねぎらったり悩める男子をまんこパワーで変身
させたりと大活躍の女子部隊表題作連作5話+クラスのマドンナの座をめぐり
女子2人が性的抗争前後編+短編1本。メインの長編がコミカル&スウィートな
エロコメで冒頭短編が微ダーク系、前後編が平和な乱交から徐々に暗黒度を
増して妊娠エンドと硬軟両刀遣い。濃口のネオ劇画タイプが主流のエンジェル
倶楽部には珍しく現代的なアニメ/エロゲ絵で、既存作家でいうと弐駆緒を
マイルドにしてより萌え方向に振った感じ。変にテカテカした表紙のフルカラー
よりは中身のモノクロ原稿の方が断然魅力的で、くどすぎないトーンワークが
ミドル~ハイティーン主体で巨乳寄りのキュートなキャラをいっそう引き立た
せている。てな具合にコンビニ売り誌でも通用しそうなヒロインたちがゲップが
出るほどハードなプレイにいそしむのがこの作品の最大の美点で、ぷっくり
パイパンまんこを押し拡げるといやらしいヒダヒダが愛液を潤ませながら顔を
出し、そこへ容赦なく黒光りする男根を押しこんでギュッと締めつける膣圧を
感じながらゴリゴリ子宮をこじ開けその奥深くに向け大量に精液を放出する
さまをじっくりページを割きながら実況中継。まんこ方面の充実ぶりに比べると
せっかくの大きなおっぱいは一部の作品でパイズリするくらいであまり活用
されないものの、挿入中に乳首をねぶり回したり両腕のなかでプルンと双丘が
揺れる描写はなかなか扇情的。恋愛の機敏を味わうとかキャラの行動から
作者のメタファを読み取るなんてのとは無縁の作品だが、2008年度作品と
して普遍的な萌え絵でガチエロという美味しい抜き物件。とりわけ表題作は
犯るだけ漫画の理論武装としてじつに秀逸な設定で、この先いくらでも続編が
描けそう。ノーマークに近い作家だったが次回からデフォ買い。
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