2008-10-23

今宵の釈迦曼荼羅ナイト。

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話△ 抜◎ 消小-中 総合○

弟の情事を盗み聞きする姉が禁忌の行為に踏みきり前後編+

援交動画をネットに流された女子高生が同級生たちに輪姦前後

編+妹の彼氏に欲情した姉が横取り→姉妹丼前後編+短編4本。

近ごろは孕ませを前面に押し出した単行本が続いたが今回その

へんは抑制ぎみ。といっても過剰なくらいの説明科白で執拗に

中田氏する/されるのが芸風につきギターリフのようにくり返される

膣内射精描写が全編を支配。抽象度が高く独特の人工的な肌

触りを持つタッチは変わらないようでいて年々近代化がなされて

おり、大ヴェテランながら古さを感じさせないのは立派。表紙/

裏表紙はつるぺたっ娘ながら中身はバランス型で年齢は小学生

から20代まで、おっぱいも貧~巨乳と多彩。ことに以前は層が

薄めだったオーソドックスなミドル~ハイティーンくらいのヒロインの

エロ喚起力がやたらと高くちんこ的に福音。ストーリーは完全に

形骸化しており大半の作品で1ページめから早くもボディを露出

させスムーズにエロ突入だ。和姦だろうと凌辱だろうとちんこを

受け入れれば即座に快楽享受モードに切り替わり、ガトリング

砲のように射出されるアヘ声と擬音のなかでひたすらピストン

運動に身をゆだねイキまくる女子たちの痴態が脳みそをたいそう

刺戟する。物語的なコクは皆無なものの間違いなくマイサンを

酷使しまくれる1冊だ。黒線を細かく散らした修整がやや目障りで

採点を下げたが秋の夜長に心強い援軍。

話△ 抜△ 消小 総合△

熟女中心短編10本。萌えや流行などからはるかに遠い地点で

独自の戦いを続けるこの作家2年ぶりの新刊。変に気張って

表紙だけ現代風の装いをすることはせずカヴァーの印象のまま

中身に入れる。前世紀テイストのアニメ絵を用いたむっちりキャラ

主体で腋毛ボーボーさんや体臭キツめっ娘などマニアックな

ヒロインたちがお出迎え。初出年度に5年の幅があるとのこと

だがタッチに極端なブレはなくストーリー傾向は一貫している

ので統一感を損なうことはない。作品中で登場人物がみずから

年齢を明かすお話が多く、それに従うとハイティーンから三十路

までとかなり上方向。表題のイメージどおり母子相姦も多めで

ユルユルの経産婦体型が豊富に産出される。破瓜や乱交といった

この作家を表象するアイコンは今回控えめで、そのぶんいつも

ほのかにただよう陰惨さは希薄。とはいえ昨今全盛のキュートで

洗練されたH描写とは対極のドメスティックかつ匂い立つような

色事たちはまるでたまり醤油のように重厚だ。皮膚に分泌液を

まとわりつかせた女体をまさぐりながら日向臭を発する秘肉を

こじ開け粘膜どうしを撚りあわせて高粘度のザーメンを膣奥に

刻みこむ。とまあ独特の風味はハマれば病みつきになること

請け合いだがいかにも敷居が高く初心者に無条件でお勧めは

できない。1945年に九六艦戦を最前線で運用するかのごとく

酔狂な真似を苦にしない貴方にひとさじの珍味として。



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