2008-11-23

今宵のトレブリンカ収容所。

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話○ 抜○ 消小 総合○

ちょっとイジワル兄×抵抗しつつ受け入れる妹連作2本+転校先で

仲よくなった友達グループの危険な遊戯に引きこまれた少女前後

編+短編3本。ロウティーンぺたっ娘にひどいことしちゃうお話を

描かせると天下一品な作者4作め。表紙の雰囲気とはやや違い

中身の白黒絵はつけペンのかすれや引っかかりをそのまま生かした

かのような硬質のタッチが印象的。前作は母親もの混入でピュア

ロリ嗜好の方向きではなかったが今回は10代前半の貧乳さんで

固定。冒頭の兄妹相姦連作と巻末の能天気短編以外はゴリゴリの

ダーク系で、肉体的苦痛よりはむしろ女の子の人権を容赦なく踏み

にじる精神的イジメがこの人の凌辱話のキモ。とりわけのっぴき

ならない状況に追いこまれた彼女たちが未成熟な肢体を組み

敷かれオナホールのごとくぞんざいな扱いで中田氏されるさまが

痛々しくもエロっちい。快楽享受系のヒロインもいるけどみなさん

顔をしかめ眉を吊りあげて咆吼するのでトロトロのアヘ顔とかは

期待せぬよう。1本あたりの分量が多いぶんエロシーンにも余裕を

持ってページを割いているため充実感は高いものの、ストーリーが

暗黒面に寄りすぎなので(和姦でもほの暗い背景が用意されて

いたりする)そこが心理的ハードルになる可能性あり。一方でそう

したダークサイドを徹底的に隠蔽する犬星のような作家もいるから

少女天国/ino.系はおもしろいのだが。個人的には弱者がさらに

弱いものを叩く循環が最終ページでそっくり冒頭に回帰する構成が

キレキレな短編「落ちてゆく人」がへどばんさん同様フェイヴァリット。



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