酒とエロ漫画の日々。: 今夜のカリフォルニア・コネクション。

話○ 抜○-△ 消小総合○

幼なじみどうしがカップルに前進連作2本+短編8本。リリカルな

タッチとスウィート&ビターなお話展開とを武器に前世紀から活躍

する作者3冊め(やっとかよ!)。投稿職人時代を入れればキャリア

十数年の超ヴェテランなのに最新流行の絵柄を貪欲に取り入れ

まったく古さを感じさせないのは驚異的。初出の記載があるので

当初少女漫画テイストの方が支配的だったのが直近になるほど

構成要素中に萌え色（と、セックスアピール)が濃くなってゆくのが

明確にわかる。ミドルティーン～20代なかばあたりまでのヒロイン

たちは成熟するほどおっぱいも拡大とある意味健全なキャラ造形。

物語は表題のように近しい血筋だったりエンゲージを交わした/

交わそうとする男女だったりのクローズドなふたりが足踏みして

いた関係にギアを入れお互いの気持ちを再確認する純愛模様が

ベースライン。モノローグ主体の1人称のものとカメラ・アイに

徹した3人称のものと2パターンの作劇はともに達者ながら前者の

方が心のなかの闇も光も効果的に抽出できているのかなという

印象。さて肝腎の実用性はといえば濡れ場がストーリーに従属

するタイプの作家ゆえ分量はいささかさびしい。しかしながら

清楚な女の子がえっちに淫語を振りまきキュートにあえぎながら

ドアップまんこにたっぷり中田氏される数本は脳みそ突き刺し

率がなかなか高く一部評価アップ。当初は回避予定だったのに

やたらエロっちいカヴァーに惹かれ購入したのだけれど、以前

からのヌルエロイメージがいい意味で裏切られた。最近作の

クオリティが今後も続くのならデフォ買いにしよう。

酒とエロ漫画の日々。