2009-06-19

今年度のベデカー爆撃。

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  • いとうえい「お姉さんじゃダメかしら?」コアマガジン ISBN:9784862526472
話○ 抜○ 消極小 総合○
年上女子の性的圧迫面接に俺たちゃ身も心もメロメロ短編
全9本。華やかな少女漫画絵で描かれる清楚なヒロインがいざ
コトに及べばヨダレをたれ流し瞳孔おっ開いてよがりまくる
そのギャップがなんとも素敵な作者成年12冊め(再録除く)。
女性陣はタイトルどおり年長シバリながらじつに趣向が多彩で、
母性愛タイプからいわゆるツンデレ、猪突猛進系に不思議
ちゃん、クールキャラもいればドジッ娘もありとなんでもござれ。
共通点は巨乳くらいでどの話も属性被りがないのには素直に
脱帽。短編においては首尾よくキャラ立てできた時点でもう
お話の成功は約束されており、当該回担当の個性を存分に
発揮したシチュエイション・コメディの連鎖が読後感を楽しくして
くれる。また食ザーや足コキなどフェティッシュなギミックを
方々で投入の職人芸はさすがヴェテラン。非成年作品も含め
この人の長編はどうもお話造りに感心しないのだが読み切りを
やらせると一転イキイキする印象。すでに評価の確立したハイ
レヴェルな濡れ場は今作でもむろん健在で、フリフリの下着を
これ見よがしにずり下げては淫靡な肉体を誇示し年下男子の
劣情を誘うエルダーシスターズの万有引力に読者の視線も
脱出不可能だ。いきり立つ暴れん棒をねぶり倒しパックリ開いた
淫裂にスムースインさせるや大胆に腰を使い我を忘れて精液を
しぼり取りまくる彼女たちの浅ましい情欲の発露がたまらなく
エロっちい。個人的には唯一のお母さんヒロインながら年増感
皆無でやけにかわいらしい主演女優の由佳里さんが自分から
息子の誕生プレゼントとなり箱入りプレイしちゃう「ママBOX」で
ガッツリ抜かせていただきました。
話△ 抜◎ 消極小 総合○
ツンデレオタ外人女子×気弱ショタ男子連作2本+短編6本。
貞操観念希薄なむっちりばいんばいんハイティーンがあっけら
かんと男根をほおばり激しく腰を振ってイキまくるという肩の
こらない娯楽作品産出に徹するこの作家の当社2冊め。なお
ここでの前単行本で登場のキャラが新作でもキャリーオーヴァー
しているので両方所持していればより楽しめるかと。ナイチチ
さん1名のほかはこの人得意の巨乳っ娘のオンパレードで、
制服の上から乳首のシルエットをくっきり浮き立たせたエロ
漫画仕様のおなごどもが勢ぞろい。また以前は気になった野郎
キャラの泥くささをオッサン含有率低減により払底し、ストーリー
ラインから凌辱色を除去することでいっそう万人向けに。著者
あとがきで「ストレスなく好きなものを描けた」と述べている
ように能天気エロコメ専科の作劇はコクを意図的に抑えて
描写を極力ファックシーンへと注力することで非常に快適な
抜き心地を実現している。キャラ造形は露骨にアリモノだし
科白まわしはアホっぽいし絵柄はひと世代前のタッチだしと
穴は多いけれども、これだけ実用性が高ければOK。導入も
そこそこにそそくさと乳をはだけ尻をまる出しにして手早く
愛撫をすませればあっという間にまんこをうるませ準備完了だ。
結合部のドアップを随所に散りばめながらシリンダーの往復を
逐一中継し、陶酔した表情で言語にならないアヘ声を周囲に
ばらまくヒロインたちの痴態を存分に堪能しながら大量に膣内
射精×複数ラウンドの情交場面波状攻撃により腎虚になるほど
分泌しまくれることだろう。叙情派ラヴや重厚な群像劇を希求
する向きには悪夢だが、精液放出支援ツールとしてはこのうえ
なく優秀。
話△ 抜△ 消極小 総合△
たわわなボディのティーンズたちとうれしはずかしラヴラヴ
ファック短編全8本。商業活動は前世紀から行っていたはず
だが俺の見渡す範囲からはしばらく消えていたため新刊の
告知で再発見するまで完全に忘却の彼方だった(すいません)。
安物のAVみたいなタイトルが示すとおりヒロインは女子高生
固定なのだが、両手を拘束され恥辱の涙を流す女の子たちと
いうカヴァーイラストから推測されるようなダーク風味はかなり
薄くむしろ純和姦系とすら言える。男子サイドが多少強引に
迫っても結末はすべて丸く収まるので凌辱大好きっ漢は速攻
回避すること。古典的なアニメ絵で描かれる女性陣はそろって
ゴムマリのようなおっぱいと安産型のヒップをお持ちで、ことに
窮屈そうにぱんつからはみ出たプリケツのこんもり感がたいそう
魅力的だ。もっともグレイスケールを暗めにしたり要所要所で
画面をピンぼけぎみに処理したりするのはプレーンな描線に
対してミスマッチ。劇画絵主体である掲載誌のカラーに合わせて
濃ゆさを演出しているのだと思うが無理してる感は否めない。
エロシーンは必要充分なもので、メリハリのある肢体をがっちり
ホールドし激しく怒張を抽送するたびご立派なバストがぶるん
ぶるん揺れるさまがなんともゴージャスだ。ただエンジェル
倶楽部的文法にまみれるのならもっと犯るだけ漫画に徹して
ひたすら合体場面を垂れ流せばいいのだけれど(前述の奈塚
Q弥はまさにそう)、彼氏彼女の不器用なラヴ・アフェアを挿入
せずにおれないのがこの作家の美点であり弱さでもあるところ。
てなわけで出版社の芸風と相容れず評価を落としてしまったが、
より純愛志向の雑誌でお仕事すればもっと輝けるはず。


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