2010-08-26

本年度のルール5ドラフト。

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-昭嶋しゅん「まいはね」ヒット出版社 ISBN:9784894654891
話△ 抜◎-△ 消小 総合○

妹の身体を乗っ取った天使にお願いされてセックス三昧表題シリーズ連作3本+昔なじみの年下女子に再会してから彼女に毎日振り回され連作2本+短編4本(うち1本初単行本掲載シリーズ関連作)。食べごろティーンズのプリプリボディをダイナミックに押し開いて中田氏敢行の美味しい展開てんこ盛りな作者第8単行本にしてこの出版社からの3冊め。
メリハリのきいた典型的なアニメ絵ベースの作画は近年とみに女体の艶やかさが増していっそう抜き度がアップしているのだが、それをこのコミックスでは思わぬ形で知らされることに。というのもメイン扱いの冒頭連作以外はアンソロのスポット参戦やなじみのない媒体へのゲスト的執筆など単行本収録もれの原稿を寄せ集めた拾遺集となっているので、最新のから古いのだと2002年度作品まで絵柄の変遷がひと目でわかるのだ。物語のテンポとかはそう変わらないのだがさすがに乳や女性器の質感なんかは段違いに進化していて、そのぶん旧作の使い心地が相対的に見劣りする。アタマとケツが直近の作品ゆえ店頭サンプルの見せ方次第ではここに気づかない恐れがあるので注意すること。
ミドル~ハイティーンで固定の女性陣は比較的巨乳寄りで、どちらかというと男子に対し強気に接するタイプの娘が主流。これを受け女の子にひたすら主導権を握られるか男が逆ギレしてケンカ同然につばぜり合いするかの2パターンの物語を展開。このような作品傾向は当初から昭嶋しゅんの特色だがわけても後者の形態だと男子が強姦同然に思いを遂げるので甘いイチャラヴに慣れきった方には若干敷居が高いかもしれない。まあそこを突き抜けていつの間にやら「レイプから始まる恋もあるよね!」まで行っちゃうのがこの人の醍醐味でもあるのだけれど。
さまざまなアングルでみずみずしい肢体をねめ回してはパイパンまんこをピキピキちんこでこじ開けザーメン放出の濡れ場は迫力満点で、ぷるんと自己主張するおっぱいを派手に揺らしながらしきりにピストン運動をくり返すたび吐息を荒げてよがりまくるおにゃのこの艶姿がなんともエロっちい。きゅんきゅん締めつける柔肉の感触に辛抱たまらず膣内射精のクライマックスシーンは女の子が身体ひねってドーンとM字開脚&注入の瞬間を詳細断面図で解説という怒濤のコンビネイションに愚息も昇天だ。
日の目を見なかった作品が回収され固定ファンにはうれしい贈りものだが、抜きツールとしてみるならば使用感にかなりの差が出るのは避けがたいところで評価も悩ましい。俺は昔からこの人の作品が大好物なので甘めに評価したかも。とはいえ表題作のような恐ろしいほどに抜ける近作を見逃すのはもったいないし、なによりひとりの作家の成長過程をこれ1冊でコンパクトに確認できる貴重なアイテムといえよう。

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