話△ 抜○-△ 消小 総合△
天然ドジ眼鏡っ娘幼なじみはメガネを外すと突然淫乱化して主人公を誘惑し表題作長編12話+独立短編2本。ちんまりキュートなロウティーンガールズがこみ上げる羞恥と快楽にほおを染め涙を浮かべてイキまくる光景がなんとも眼福な作者最新刊。
ポップでファンシィな少女漫画/ぷに系のハイブリッドな絵柄を武器にエロ漫画のみならず一般誌や４コマ、はたまたゲーム原画など幅広く活躍するヴェテランだが、そのキャリアの初期数冊に接して「絵はかわいいけど抜き的にはちょっと……」と感じ俺的には長いことごぶさただった作家。今回はよそで比較的高評価のレヴュウを読んだのと店頭で手にしたとき裏表紙に巨乳キャラがいたのに驚いてひさかたぶりのチャレンジとあいなった次第。
推定小学校高学年～中学生あたりの女性陣は砂糖菓子のように繊細な笑顔と未発達の滑らかな肢体とをお持ちなのだけれど、以前は完全無欠のぺたっ娘ばかりな印象だったのが冒頭長編ではメイン/サブヒロインとも胸ありキャラでビックリ。もっとも世間一般で言う巨乳のレヴェルからするとずいぶんおとなしめではあるのだが。
メガネ着脱で人格豹変の表題作と魔女っ娘アイテムで妹にいたずら/女装男子逆レイプの巻末読み切り群いずれもかわいらしい絵柄によくマッチした和姦仕立てで、ちょっとばかり織りこまれた波乱や葛藤もあくまで萌え萌えした雰囲気を引き立てるスパイスとして作用しイヤな後味を引かない。そのぶんヒリヒリするような緊迫感だとか匂い立つエロスなどとは無縁だけれど、まあこの作家にそれを望む人はあまりいないのではないかと。
女の子が視界フルフラットのぷっくりスリットをトロトロに濡らしてみずから挿入をおねだりでスタートの濡れ場はけっして濃厚ではないもののなかなか刺激的で、むき出しのお尻をフリフリしながらいきり立つ怒張を淫裂に押し当てて腰を沈める彼女らのリクエストにお応えして激しく抽送を開始するやいなやアンアン甘い吐息をもらし快感にあえぐさまが勃起中枢にクリティカルヒット。行為の一部始終を実況中継しながら汗と涙とよだれにまみれてアヘ顔さらすおにゃのこの膣内めがけたっぷり白濁液をプレゼントし両者TKO。
一部不得手なネタがあったのと着衣エロ主体でそこからはだけるボディも露出度が低いのはマイナス点で総合点はさほどでないものの、ちんこ的には役立たずと見なしていた先入観はだいぶくつがえされたので今後も検討の俎上に載せてよさそう。あと作者サイトを見ると現在ではガチ巨乳ネタも手がけているようなので次回作はそっち路線だとうれしいなあ。
話△ 抜△ 消大 総合△
両親の再婚で突然同居するハメになったヘタレメガネ男子とツインテバトル女子(同姓同名)の凸凹ラヴコメ表題作長編全9話。マークなし。着衣のうえから覗くはち切れんばかりの凶悪なおっぱいを豪快にシェイクしながらドプドプ中田氏のダイナミックなエロスが素敵な作者このPNでの4冊め。
やや荒っぽいがスピード感あふれるアニメ絵でムチムチふにふにボディのドエロいおにゃのこ大量投下の作風は騙野犠牲名義で登場したときからの特徴だが、改名後久しく購入しておらずじつに4年ぶりのチャレンジとなった今作でも以前の印象とまったく変わらず思わず涙がホロリ。とはいえこの人とて時代の流れとは無縁でなく、初ディジタル化と著者あとがきで謳うようにいかにもCGなトーンワークだとかフォント変形を駆使したとおぼしき擬音などがいやがうえにも目につく。
結果的にでなく最初からマークなし単行本に落としこむのを前提とした雑誌連載はこれがはじめてだったと記憶しているのだが、レイティングのきついコンビニ売り誌のなかでは比較的題材のシバリがゆるいキャンドール掲載ということもあって学園舞台のハイティーン専科なのがJC/JK大好きっ漢の俺にはうれしい。
本来は和姦強姦なんでもござれの作家なのだがさすがに今回の舞台はいくら寛容とはいえ慎太郎シール誌、若干のエロピンチを用意しつつも基本的には穏健コメディでトーンを統一。中盤までは行為をポロリやおさわり程度に抑えて合体まで存分にタメをつくることで後半結ばれてから一気にリミッター解除し犯りまくり状態になるその対比を鮮やかに演出する。
ストーリーテリングに尺を割くぶん濡れ場総量はさほどではないものの、低反発マクラのようにしっとり吸いつくバストをいらい倒すたびヒロインがアンアンよがりハードに性器どうしを使役しては存分に精液を搾取するさまがたいそうエロっちい。大胆にディフォルメをきかせたアヘ顔や乳揺れを大ゴマ使って映し出しながら子宮の奥底めがけザーメン一斉斉射でシメのゴージャスなフィニッシュに愚息の精巣もシンクロ率400％だ。
メイン2人以外のかき乱し役キャラがあまり上手に機能していないのとPCソフトの特殊効果に頼りすぎていささか画像処理がうるさく総合評価はダウン。しかしながら今後お話の枝葉が整理され画面からこれ見よがしなディジタル臭が抜けてくれば元来のパワフルな作劇/作画がいっそう生き生きしてくるものと期待している。
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