話○ 抜○ 消極小 総合○
元気っ娘からダウナー系、カワイイ後輩からおっとな～のお姉様まで十人十色のむっちりキュートガールズ&レディースとメイプルシロップかけすぎ甘口ラヴ三昧短編全10本。ぽやぽやと肉置きのよい愛嬌あふれる女の子の喜怒哀楽をヴィヴィッドに表現する手腕では近年ピカイチのこの人3冊めだ。
どこにも翳りのない非常に健康的な少年漫画系のタッチはキャリア初期から最大の魅力であり、今回もその明るい筆致でどこかお肉が余りぎみの、ことに下半身のヴォリュームが尋常でないフィジカルなハイスクールガール(と、若干のティーチャーさん)の縦横無尽な活躍を全面フィーチャー。その絵柄にふさわしく登場人物たちもたいそうキャッチーで、とりわけ完全無欠じゃなくどこか1点抜けた女の子を描かせると絶妙にハマる。彼女らがみずからの弱点を自覚しコンプレックスを抱くところをステディな彼氏の有形無形の励ましで一転チャームポイントへと変えてみせる一連のシークエンスがじつに快いのだ。
物語もまたこのようなキャラメイクを引き立てるべく不快指数0％の陽性ラヴコメ専科でお送りする。すなおになれなかったり次へのステップを躊躇したりしていた彼氏彼女がようやく最後の1ピースを手に入れて固く結ばれる前半5本、そして前作「侵略的恋愛主義」で成就したカップルズのいっそう糖度を増したイチャラヴをむずがゆいシチュ満載で展開する後半5本の時間差攻撃が右脇腹の浪漫回路へ的確にヒット&アウェイ。なお完全新作パートにおいてはヒロインがこぞって未通女さんゆえヴァージニティ原理主義の方は歓喜の声をあげよ。
初出の半分がコンビニ売り誌ということもあり濡れ場占有率はさほど高い方でないものの、よく練られた演出およびシャーペンの芯先ほどに微少な修整との相乗効果により抜き心地は良好。ことにそのダイナミックな臀部をわしづかみにしてパイパンまんこを押し開いてはちんこをフェードインの蠱惑的なアングルが勃起中枢をダイレクトにドライヴ。随所にちりばめられた足コキやら素股やらコスプレやらのフェティッシュなアイテムの効果的な援用もチンピク度の底上げに貢献する。ハードな抽送をくり返すうちすっかり理性は消し飛び、2人とも愛しあう気持ちを臆面もなく吐露しながらドプドプ膣内射精でダブルノックアウト。
幼いころから少年/少女恋愛漫画の最良の部分を摂取し続けてきたラヴコメ大好き日本男児のツボをことごとく突いてくる甘エロ無限コンティニューが五臓六腑に染みわたる、せちがらい人生の解毒剤としてもたしかな効用をもたらす佳品。俺的には根暗っ娘が幼なじみ男子にブレーキなしの暴走で気持ちをぶつける「夕映ネガティブ」および不思議系司書さんが男子生徒彼氏とねっとりローションプレイの「俺のミドリさん」で気持ちよくしごかせてもらいました。
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