2010-09-19

今宵の速度戦。

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-たいらはじめ「瑠璃色の花」茜新社 ISBN:9784863491762
話△ 抜○ 消極小-無 総合△

お江戸の空に嵐を呼ぶ女傾奇が剣に色道に大活躍表題作長編7話+現代もの短編2本。先月刊行の新刊からわずか1ヶ月のインターヴァルで堕ちものファンタシーの巨匠がいつもとは趣向を変え展開する愉快痛快なんちゃって時代劇のはじまりだ。
もはや古典芸能の域にまで到達したオーセンティックな絵柄で頭身高めばいんばいんボディのフェロモンダダ漏れヒロインを薬や道具で堕としてはガッツリ調教のたいらはじめフォーマットはこれまで同様だが、西洋中世RPG系世界観のなかでくり広げられるいつものそれとは舞台が違うだけでなにやら新鮮。それゆえこの作家の典型的な作品を読みたい人は前作のようなファンタシー長編から入るべきだとは思うが。
冒頭からの長尺ものでは女剣士、読み切り群では女子アナに先生というように職業婦人専科の今作ヒロイン陣はみなさんロングヘア巨乳の相似形で、気丈な彼女らをちんこパワーですっかり呆けたツラへと変貌させる伝統的な戦法が炸裂する。ただ表題作においては初っぱなから女道場主・瑠璃がヘタレ男弟子とイチャラヴしていたり、悪者どもの奸計で完堕ちしメス奴隷化する前に反撃してみずから窮地を脱したりというように、初心な姫様を調教凌辱のおなじみパターンからはかなり逸脱。デウス・エクス・マキナ役の父親がほとんど機能していなかったりと構成はあいかわらず穴だらけだが、たまには違うテイストのたいらはじめを見てみたいという要請には充分応えられそう。
そんなわけで問答無用の輪姦シーンやヒロインに服従を誓わせる屈辱的な場面を期待する向きにはややもの足りなさが残るかもしれないが、濡れ場含有率はいつものように高いので夜のお供として不足はない。おっきな双丘をブリブリ揺らしながらしとどに濡れた蜜壷になんども怒張を出し入れされてはハートマークを連射してだらしないアヘ顔さらしまくるエロメス絨毯爆撃に君の精巣もたちまち空っぽだ。欲を言えば刻が止まったかのようなタッチにもそろそろ改善のメスを入れてもらいたいところだが、どんなときも確実に摩擦運動のアシストをしてくれる手堅いセレクト。

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