-井ノ本リカ子「放課後にゃんにゃん」マックス ISBN:9784863790308
話○ 抜◎ 消小 総合○
ふだんは奥手の彼女と1週間だけのセックスまみれ同居生活長編「ラブリデイ」全6話+短編4本。もっちりぷにぷにのキュートガールズと粘膜どうしの夢心地コミュニケイションを心ゆくまで堪能できるこの作家1年ぶり刊行の最新コミックスだ。
いかにも女性作家! という繊細なタッチでいながらたいそう肉感的なドエロボディを標準装備の女性陣は巻末短編のロリ妹を除けばみなさんご立派な胸部とこれまたみごとな臀部とをなんら出し惜しみせず読者に晒してくれる。昨今は他社でやっている非エロのお仕事ともども女子のむっちりぶりにいっそう拍車がかかってきて一歩間違えばプランパーかという勢いだが、そのへんを中和する意味でのひさかたぶりのちみっ娘投入なのかなと邪推したり。
お話のベースラインはここ数年来完全に固まっていて、おおむね10代後半あたりのピュアな彼氏彼女が互いを想う気持ちを確かめあうようにハードなファックに耽溺する激甘イチャラヴ専科。ときに感情が空回りすることはあるものの、よけいな他者の介在やムダな修羅場の闖入などは注意深く避けられひたすらストレスフリーな環境を我々読み手に提供する。ことにひさしぶりの長尺ものとなった冒頭作では最低限の導入をすませたらあとはゴッツリまぐわいシーンを絨毯爆撃のお得な設計で、かわいらしい絵柄だけでヌルエロと早合点する貴方をきっと満足させてくれることだろう。
そんなわけで比類なき濡れ場の充実ぶりはもう記すまでもないことだが、とりわけ男根丸呑みのガチンコフェラとか目隠し&三穴責めなどのえげつないプレイをドーンと大ゴマで描写してもまったく下卑た絵面にならないのがすばらしい。ほかにもたわわな爆乳をフル活用した迫力のパイズリシーンだの執拗に指先でクリトリスをこね倒す場面など前戯の充実ぶりが目についた。
準備万端のティーンエイジまんこを辛抱たまらんヤングな怒張で押し開いてストロークを刻みはじめればたちまち彼女ら涙とよだれにまみれてアンアンあえぎまくり。細やかに腰使いを制御しながら姿勢を変え速度を増減させるその都度女の子がこみ上げる快感にお口ヘロヘロにして嬌声ばらまくさまがたまらなく扇情的だ。すっかりほおを紅潮させ忘我の表情でうわごとつぶやくおにゃのこの奥飛騨めがけたっぷりホワイトソースを注入だ。
いつもながらの高い実用度と甘やかな恋愛模様の両取りで愚息もご満悦の今作、作劇面での新鮮味こそ薄れたが困ったときのちんこのお供としてこれほど頼もしい相棒はそうはいない。今回収録分ではディープなプレイ目白押しの「ラブリデイ」連作はむろんのこと、片縛り髪のぽややん系先輩の痴態がえらくかわいらしいタイトル・チューン「放課後にゃんにゃん」が俺的フェイヴァリット。
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