-廣田眞胤「大輔くんの非実在美少女+」一水社 ISBN:9784864160193
話○ 抜○ 消極小 総合○
ピーキー/ノイジー/キューティーなおなごどもが恥じらいつつもひたすら性的暴走狂い咲きサンダーロード短編10本+おまけ絵日記漫画。いささかバロキッシュながら華やかかつ愛らしい絵柄を用いつつも物語がどんどんラヴコメの予定調和を外れていくさまがきわ立って特徴的なこの作家第2単行本だ。
他社に比べずいぶん束の薄かった装幀もようやく一般的なヴォリュームを備え所有の悦楽も増した今作は、カヴァー下あとがきで著者みずから述べるようにタッチが安定し描線もていねいになった。例によって作者の本名でありその分身である「大輔」が全作品においてヒロインの相方を務める特異な構成に変化はないが、女の子サイドの突飛な造形にはますますドライヴがかかってもとよりテンション高めのストーリー展開はさらにハイパー化。
表紙/裏表紙のような制服世代が大半を占める彼女らはお嬢さま/ツンデレ/不思議ちゃんなどの普遍的な記号を用いつつもそれを過剰なくらいに強調することで属性の枠を飛び越えた唯一無二の個性を獲得。えらく密度の高い科白まわしともあいまって女の子が恋にも性にもむやみやたらとテンパる光景がコミカルかつキュート。オーソドックスな和姦基調の作劇にこのなんとも騒々しいキャラたちが乗っかる奇妙なミスマッチこそがこの人の最大の武器だ。
ちっぱいから巨乳さんまでよりどりみどりのおにゃのこが積極的にぷっくりまんこをおっ広げてはグイグイと怒張に腰を沈めてゆくダイナミックな濡れ場もまた充実の陣容で、大輔くんどものピキピキちんこで激しく淫裂を貫かれるたびおめめをグルグルにして涙とよだれにまみれながら四方八方に嬌声をばらまく彼女らの痴態がたまらなくエロっちい。粘膜どうしが破けようかという勢いで往復運動をエンドレスでくり返しシメは子宮口めがけ白濁液を一斉射出へと至る一連のシークエンスを膣内ドアップや結合断面を豊富にちりばめ詳細描写。
デビュー当初からの個性あふれるキャラメイクに加えちんこのお供としての安定した使い心地を手に入れたことで一部のコアファンのみならず幅広い層に対し訴求力を高めた佳品といえよう。今回収録分ではまず次々と異様な設定を自分に課し隣人大輔くんに迫る「えいりあん・らぶ・しーくれっつ」がキャラ造形部門で、キュートな体育教師さんを男子生徒大輔くんが催眠術でゲットの「てくにかる・えくすたしー」が抜き部門でそれぞれマイフェイヴァリット。
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