-某零「薄幸少女凌辱物語・娼公女みゆき」オークス ISBN:9784799000144
話○-△ 抜○ 消小-無 総合△
死んだ両親の遺した焼き鳥屋を必死に守る少女が兄の借金返済のため裏DVD出演を強要され凌辱調教表題作長編(以下続刊)。初出時は分割して掲載されていたものに描きおろしパートを加えシームレスに再構成したダーク一直線のロングラン堕ちものだ。
ソフトフォーカス調に処理された表紙/裏表紙の彩色はそれなりにいま風だが、中身のモノクロ原稿は昔なつかしい「ロリコン漫画」の匂いがただよう昭和テイスト。ことに野郎キャラの泥くさい造形は21世紀とは思えないドメスティックな雰囲気をかもし出しており、きょうびの萌え絵に慣れ親しんだ人にはかなりの難関。まあそこさえ乗り越えればめくるめくスピーディーな展開の連続でタッチの古さなどさほど気にならなくなるのだけれど。
お話のベースラインは若い身空で元気にお店を切り盛りする女の子の日常情景という某日本一不幸な少女のそれを換骨奪胎(これを俺は偉大なるパイオニアに敬意を表し「じゃりチエフォーマット」と勝手に呼称)。一般漫画でもしばしば用いられるモティーフはむろんエロにだってマッチング良好で、とりわけロリものには相性抜群。かよわいヒロインがけなげにがんばるほどにその存在を犯し汚したいというほの暗い欲望が燃えあがるのだ。
働きもせず投資にあぶく銭を蕩尽するダメ兄がいよいよ店の権利書まで持ち出すに至り、思い出の場所を手放したくない看板娘・美幸ちゃんが資金調達の手段としてエロDVD撮影に同意させられるところから転落人生がスタート。強引に処女を散らされたのち兄のリクエストに応じて行為は変態度を増してゆき、緊縛ヴァイブ露出放尿公開ファックと行状が過激になるそのたびにすっかりセックスの味を覚えた美幸ちゃんの興奮も倍加する。大人顔負けのアブノーマルプレイに耽溺し小○生がしちゃいけない妖艶なアヘ顔をさらす光景がじつにエロっちい。
後半部では望まぬ快楽のとりことなりつつも商いを続けられることに生き甲斐を見いだしている彼女にさらなる不幸が到来する。さらに損失を重ねた兄がふくれあがる借金のカタとして美幸ちゃんそのものを下衆どもの身に任せたのだ。焼き鳥屋に集団で乱入し輪姦に及ぶ暴漢たちの手でなんども未成熟な淫肉を貫かれ大量のザーメンを無造作に叩きつけられる。幼い膣内の奥深くへ精液を注ぎこまれるたびに全身を打ち震わせくずおれる彼女のうつろな表情がまたしても我々の劣情を喚起せしめ止むことがない。
前述のように古めかしい絵柄はどうしても訴求対象を狭め、またいくつか張られた伏線らしきものがまだ生きてこないうちにto be continuedなので現時点での物語評価は保留だが、えげつないくらいに表情を崩すさまが印象的なねちっこい濡れ場の飽くことなき逐次投入はとにかくパワフルで摩擦運動にもいっそう拍車がかかる。忘れたころにアリバイのごとく白線が入るほかはなにひとつ視界をさえぎるもののないナイスな修整ともあいまって使い心地抜群のガチロリ物件といえよう。
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