2010-10-01

今年度のエコカー減税。

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-七瀬瑞穂「ILIAS-狂艶の宴-」キルタイムコミュニケーション ISBN:9784860329778
話△ 抜○ 消小 総合△

神の教えを糧に成育しいよいよ洗礼儀式を迎える乙女の眼前にさらけ出された教団の真実は……表題作中編3話&イメクラプレイ番外編+短編6本。剣と魔法の支配する幻想世界でくり広げられる愛と欲望の連鎖を克明に描ききる作者第5コミックスにしてこのレーベルでの3冊め。
これまでキルタイムではマッハ堕ちの輪姦強姦調教妊娠ハードエロを、ポプリクラブでは姉弟劇甘イチャラヴをという具合に両極端の芸風を上手に使い分けてきた人だが、昨今見られるコミックアンリアルの和姦方向へのシフトへ影響されたのかこちらでまで1作品まるまるきれいなお姉さん×ショタな弟くんのスウィートな恋愛模様が展開されたのには心底ビックリ。それ以外にも当社での既刊2冊のような典型的な凌辱ファンタシーの枠におさまらない陰惨度低めの作品がずいぶん増えていて、ラヴコメを忌避しこの出版社での作品のみを選択的に読みつけてきた人はとまどいを覚えることだろう。
物語のトーンはかくのごとく若干の変化が見られるものの、舞台設定の方は西洋風味の中世仕立てというキルタイムの基本フォーマットをほとんどの作品で踏襲していて(1本戦国日本ネタの着物ファックもありますが)、従来作品に親しんだ人に取っつきのよいものとなっている。いかにもな女剣士さんやらハーフエルフなぞをガッツリ犯してちんこなしではいられない身体にしてしまう黄金パターンの連鎖に君の息子も大満足。
和姦/凌辱問わずこの作家のヒロインはほぼ長髪巨乳頭身高めお姉さまタイプで統一なのだが、今回は表題作サブヒロインにめずらしくロリ系を投入したことで抜きのヴァリエーションが広がった。とはいえ胸の起伏ははっきりあるしボディバランスはほぼ大人に準じているので、このキャラで生理がまだ来てないとか言われてもピンと来ないぞ。まあそんなささいな文句はさておきメイン年齢層は現代日本換算でハイティーン~20代前半と思っておけば間違いないかと。
高貴な魂をお持ちの気高い彼女らがすっかり肉欲の虜となりだらしないアヘ顔さらすド迫力の濡れ場は尺もたっぷりと取られ、たわわなバストを景気よく揺らしながらパイパンまんこをハードに使役して快感をむさぼり尽くす。お話によって拒絶→受容までの所要時間に差はあるが、いざちんこパワーに屈すればあとははしたなく淫語ばらまきつつ全部の穴にザーメン注ぎ込まれてはなんどもイキまくるエロメスの一丁あがりだ。端正な表情をすっかりとろけさせしきりに腰を使って膣内射精を懇願するその痴態に勃起中枢も興奮させられっぱなし。
そんなわけでこれまでどおりの路線を期待するといささか肩すかしを食らうかもしれないが、個人的にはあまりにテンプレな堕ちものよりは多少なりとも定型を逸脱していた方が好ましいと考えるのでこちらを支持。やや固さの見られた描線もいい感じにソフト化してきているし、これでキャラ造形に好みなものが増えればもっと高く評価したいところ。

-飯島優希「たいせつなひと」竹書房 ISBN:9784812474518
話△ 抜△ 消大 総合△

僕だけを見つめてくれるあの娘と熱く激しく結ばれて短編全10本。清楚でキュートな童顔巨乳ヒロインが大胆に諸肌脱いで性器どうしのハードなおつき合いをくり広げるというドリーミンな作風に定評のあるこの人非成年レーベルでの3冊めだ。
最新型ではないものの流麗なエロゲ調のタッチで描かれる女性陣はコンビニ売り誌用レギュレイションによりすべて18歳以上で、女教師やOLなど職業婦人含有率も高め。しかしながらマークつきではもっと下の年齢層中心に描いてきた人だけに、大人キャラでも熟女っぽさはまったくなく見た目はほとんどティーンズ。彼女らのおっきな瞳とコケティッシュな言動により、合法でありながらあたかも手出し無用なお年頃の娘さんといたしているかのごとくいけない気分にさせられる。
本来ならばベタ甘和姦から問答無用のガチ凌辱までなんでも来いのストーリーテリングはこれまた媒体の性質上ライトラヴコメのみの片肺飛行。物語的な深みはないが想定読者層たる20~30代男子の願望を忠実になぞるピュアラヴとご都合全開エロの悪魔合体により下半身への訴求力は抜群だ。恥じらいつつも一途に思いを寄せてくれるあの娘を抱き寄せて衣服をキャストオフすれば即座にまんこおっ広げては処女でもアンアンもだえまくってくれるこの世のエルドラド。
豊かなバストの先端からいやらしく屹立した乳首をグリグリ刺戟しつつ後ろから前からしとどに濡れた蜜壷を深く浅く突きまくるそのつど甘い吐息を漏らす女の子の赤らむお顔を堪能しながらピストン運動のピッチを徐々に上げれば彼女ら全身をよじらせていっそうアヘ声高らか。辛抱たまらず腰を思いきり引きつけまるで噴水のごとく大量のザーメンをまんこの奥深くへ充填だ。
例によってこの作家の最大の美点である大仰なくらいの性器断面図&ハイプレッシャーな射精シーンが白抜き修整のせいで台なしになっており点数を下げてしまうものの、生き馬の目を抜くような日常生活に疲れたリーマンのささやかな慰安としてはなかなかに強力でコストパフォーマンスも良好。とはいえ俺は飯島優希の本領を発揮できるであろう黄色い楕円ワールドへの帰還をいつまでも待ち続けているのだけれど。

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