2010-10-09

本日の好転反応。

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
-高城ごーや「にょう☆どう?」ティーアイネット ISBN:9784887743687
話○ 抜○-△ 消小 総合○

主人公の通う高校に留学生として転入してきたお姫様とひょんなことから恋仲になり、彼女の国の奇妙な習慣を徐々に受け入れ愛情も深まって中編3話&カラー描きおろし&番外編+独立短編3本。オーソドックスなラヴストーリーの裏で奇天烈な設定を素知らぬ顔でドライヴさせることによりとてつもないケミストリーをもたらす作者初単行本だ。
セーラー服を優雅に着こなした金髪碧眼少女がニッコリほほえむ表紙はその上半分だけを見るとむしろさわやかな空気さえたたえているのだが、そこから視線を下ろしてゆけばスカートをひょいと持ち上げ開陳したその奥で大股おっ広げてなにやら黄色い液体をティーカップへ向けドリップ中の衝撃的なヴィジュアルが読者を早くも未体験ゾーンへとご招待。のっけから凄玉の予感がプンプンする。
ティーンらしいぷにぷにした肌の質感がすばらしいアップ・トゥ・デイトなアニメ絵で描かれるヒロインズは一部例外を除きむっちり発育のよいボディをお持ちで、やや大ぶりの乳首やみっちりお肉のつまった土手まわりがグッドな感触。今回メインである冒頭中編のようなおっとり正統派も各短編で主役を張るツンデレ入った女の子もやや類型的ながら素敵だ。
物語の骨格それ自体は読み切りも長尺ものもさほど特徴的ではなく、典型的なタナボタエロの前者や誤解→和解のシークエンスを採る後者も過去いく度も目にしてきた黄金パターンだ。この凡庸なストーリーにしかし「おしっこ」というマジックワードが乗っかることで空気は一変。作者の抑えきれぬ尿愛がそこかしこから間欠泉のように噴き出して既成物との奇妙なアマルガムが完成する。
短編においてはそれでも射精に至るまでのスパイスとして作用するおしっこが表題作においてはむしろそれ自体が主役へと変容。ザーメンの放出はセックスの単なる一経過、もしくは本命以外の女子へのマーキングにすぎない。すなわち飲尿がメイク・ラヴのマニフェストであり、放尿――ことに膣内への――こそが性愛の成就なのだ。膣内射精を膣内放尿へと読み替えればこの異様な世界観もたちどころに理解できよう。そんなわけで冒頭作1話において子宮の奥底めがけたっぷり小便注がれたヒロイン・アリスさんは主人公との永遠のエンゲージを誓うに至る。そのさなか交わされる小水関連のいかれた科白まわしもじつに独創的で脳みそクラクラ。
とまあフィニッシュこそ異様だが肉置きのよい肢体を積極的にさらけ出す濡れ場はなかなか豪華絢爛で、両サイドから豊満なバストをきつくホールドしながら濡れそぼつ蜜壷をガンガン突き上げるたびキュートにあえぐおにゃのこの艶姿がなんとも扇情的だ。飲尿吸尿啜尿嘗尿さまざまなおしっこプレイを合間にはさみながら最後に子袋のなかいっぱいに黄金水を注入されて絶頂に達するヒロインズの満足げな表情をオカズになんどでもしごくべし。
そのキュートで普遍的な絵柄に反しチャレンジャブルすぎる題材は訴求対象を狭めること必至だが、ひとたび受容のハードルを下げることができればそのマニエリスティックな世界観の提示としごく真摯な愛情のやりとりとの不思議な結合になんともいえぬ満足感を覚えることだろう。ぢたま某が黄色い楕円から卒業し中嶋ちずながどうやらこちらへ来てくれないとわかった現在、日本のおしっこエロ漫画シーンをリードしていくのはこの男しかいない!

0 件のコメント:

コメントを投稿