今週のビッグ・オーディオ・ダイナマイト。

-深凪ウミヒト「桃源郷プリンセス」富士美出版 ISBN:9784894219830
話△ 抜○ 消小 総合△

魔界のお姫様が冴えないヲタ男子の家に住み着いて精力を頂戴中編3話+田舎暮らしをはじめた売れない小説家のもとへ次々妖怪少女が現れ連作5話+独立短編1本+描きおろしおまけ&ゲストページ。積極的に迫り来るキュートなおっぱいっ娘どもとウハウハHのなんともドリーミンな展開がすばらしすぎる作者処女単行本だ。
やや大味ではあるものの親しみやすいアニメ絵で描かれるキャッチーなヒロインズはみなさん表紙の印象どおりのばいんばいんガール勢ぞろいで、唯一登場のぺたっ娘もすぐさま巨乳形態にチェンジするので平面愛好家は回避すること。髪型や服装などでキッチリ描き分けはされているがお顔の基本的な造作がほとんど同じなのとときおりデッサンがあやしくなるのとで画力はやや頼りない印象。ただそれをカヴァーするだけの華やかさは備えているので今後の洗練に期待したい。
シリーズもの2つと読み切り1本のいずれもストーリーラインは明朗快活ラヴコメで、どれをとっても女子サイドからサクサク発情してはすみやかにちんこを迎え入れてくれるという受け身男子にとってのパラダイス。こちらからなんらアクションを起こさなくてもハードに腰を使いアンアンあえぎまくるおにゃのこが濡れそぼつ蜜壷をフル活用しながらザーメンしぼり取ってくれるのだからたまりません。もっとも連作が2つとも中途半端な形で放り投げられているのは大マイナス要素。まだ中盤にもたどり着いていないかのような「キュリアス☆プリンセス」、とりあえず各回1人ずつ女の子出してあとどうするの? という趣の「深山幽谷お伽噺」とももう少しキリのいいところまで読みたい。
とまあネガ部分を先に挙げてしまったが、大ぶりの肢体をドーンと景気よくご開帳しつつくり広げる濡れ場はなかなか扇情的。息子をはさみこんではブリブリ躍動する巨大な胸の谷間や激しく怒張で突き上げるたびじゅくじゅく結合部を濡らしてキュッと収縮する女性器などエロパーツを強調の演出が秀逸だ。とりわけひかえめに生い茂るアンダーヘアとこんもり自己主張する土手とのコンビネイションでお送りするやわこそうなまんこの質感がじつにマーヴェラス。イキのいいちんことのがっぷり四つ相撲を豊富な断面図を織りまぜつつ演じ続けてシメは彼女らのキュートなアヘ顔をBGVにたっぷり膣内射精だ。
おもに作劇パートで中途半端な感触は否めないもののそれを致命傷としないだけのエロシーンの充実もあり、初コミックスとしてはまずまずの立ち上がり。語り口なんて今後いくらでも上達するのだし、なにより美味なるまんこ描写というエロ漫画家としてもっとも必要な武器は最初から備わっているのだから期待大。