-神馬耶樹「発情オンナノコ」ワニマガジン社 ISBN:9784862691408
話○ 抜△-○ 消小-中 総合○
幼なじみ3人組それぞれの恋模様連作2本+お屋敷のご家族&メイドたちの惚れたハレたオムニバス4本+ほかほかファミリー母息子娘それぞれ幸せシリーズ3本+短編4本。すっきりさわやか魅力的なキャラメイクと巨乳寄りのふにふに肉感的なボディとのすばらしきコンビネイションで読者の心をグッと引きつける作者成年初単行本だ。
一般青年誌系の清涼感あふれる絵柄をベースに適度な萌えとオサレを振りかけた訴求力抜群のタッチは最大の武器で、たとえばTI系などのように性器ドドーンと見せつけて肉汁大量分泌といった直球のエロさとはまた違う、ミントの芳香のような爽快さのなか自然ににじみ出る健康的なお色気を発散。物語もこの好感度の高い作画にふさわしいハートウォームな和姦オンリーで、男の身勝手な妄想をうるさくならない程度に反映させつつもリア充ティックにまとめ上げるバランス感覚が頼もしい。
同じ快楽天執筆陣の鳴子ハナハルやさめだ小判のようにすぐさま一般へ移行できそうな作風はやはり編集が見逃すはずもなく、そちらでのお仕事も並行してこなしていて非エロのコミックスの方がじつは先に発刊されている。今単行本収録作の初出を見るといちばん新しいものでも2009年となっており、いまや一般誌での執筆が完全にメイン。おそらくはこれが最初で最後の黄色い楕円アイテムになるのだろう。
ハイティーン~20代前半(一部例外あり)のおっぱい大きめガールズ主体の女性陣は天然さんにツンデレ、突貫娘にテンパリ系とさまざまな属性を配置。いずれもおにゃのこらしいコケティッシュさをごく自然に振りまくさまがなんともかわいらしく、ことに先輩やお母さまといった年長キャラまでガチにキュートなのには恐れ入った。
そんな彼女たちがえっちに乱れるエロシーンは基礎画力の高さともあいまってなんとも眼福。もっちりと触り心地のよさそうなバストをまさぐり乳首に吸いつきながらパックリ開く蜜壷めがけて暴れん棒をフェードイン。なんども突き上げられるたび涙を浮かべ快感に身をよじらせるヒロインズのもだえっぷりがじつに愛らしい。小刻みに嬌声をあげハートマークを乱舞させる彼女らの子宮の奥底めがけあふれんばかりの白濁液をプレゼントし両者絶頂。
ワニで同日発売のいーむす・アキや西安といった超弩級の抜き物件たちと比較してしまうと実用性で一歩譲るのは否定できないが、受け手の脳みそを快く癒してくれるコンビニ的安寧感ではこちらが上。大半の作品でキャラが連関している小粋な仕掛けも楽しく、4ケタの出費を高価と思わせない充実感のある造りだ。個人的にはショート眼鏡っ娘メイドが酔いにまぎれて懸想するおじさまに気持ちを打ち明ける「メイドのお嫁さん」でよこしまな願望をガッツリ充足させていただきましたよ。
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