2010-11-25

本年度の減反政策。

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-カイシンシ「恋色ぱられる」茜新社 ISBN:9784863491908
話○-△ 抜○ 消小 総合○

カタブツヒロインが奔放な双子の妹の策略でH体験連作3話+妹のHなお願いに兄はこらえきれずに……連作4話+兄と親友の仲を取り持ったものの思いを振り切れないヒロインが親友の弟の真摯な想いにほだされて連作3話(第1・2単行本より継続シリーズ)+独立短編2本。ぷにぷにミドルティーンの思春期ボディを美味しく堪能の作者成年向け4thにしてこの出版社からの3冊め。
すでに一般誌での連載経験を持つ作家だけに萌えまっしぐらのキュートな絵柄はたいそう訴求力が高い。男子サイドを含め推定中学生あたりで固定のヒロインたちはみなさんほどよくお肉の乗っかった柔らかそうな肢体をお持ちで、10代特有のみずみずしい肌のハリが健康的かつエロっちい。そんな彼女たちがぷっくり恥丘をさらけ出しなんども怒張でビラビラを貫かれては膣内射精されまくるガチファックの連鎖反応に我が息子もいっそうおっきしようというものだ。
双子姉妹の対照的な性格のギャップが楽しめる冒頭3Pネタ「くろすしすたー」、屋外露出系のアモラルなプレイを交えつつ関係を深めてゆく兄妹もの「みるはま」、インセストタブーの葛藤とそこからの救済を描く「すきいみ」とシリーズものは明暗それぞれ三者三様の持ち味を発揮。ただ全体的にはダークさを回避する方向でお話が組み立てられているので読後感はおおむねさわやか。また読み切り群も含め行為自体は和姦専科なのでたいていの人は抵抗感なく受容できるだろう。
そして彼氏彼女が2人して肌をさらけ出し肉体を重ね合うところからはじまる怒濤のエロシーンこそがカイシンシの真骨頂。小ぶりながらしっかり自己主張するバストをホールドされながら土手高まんこに血管ピキピキちんこを押し当てられておびえたような表情を見せるさまが我々のささやかな嗜虐心を刺戟する。すかさずくちゅくちゅと音を立てながら前人未到の蜜壷へ侵入開始だ。
うっすら涙を浮かべながら小刻みにあえぎはじめるおにゃのこを気遣いながら次第にピストンの間隔を速めてゆき、血管ピキピキのたぎる欲棒を子宮の奥深くまで突き入れる。結合部を打ちつけられるたびにこみ上げる快感に全身をよじらせ吐息を荒げながらお顔をとろけさせる彼女らの痴態がたまらなくいとおしい。シメはさらなる嬌声を発し初の絶頂を迎えようとするティーンエイジまんこの奥深くへたっぷり白濁液を放出し2人同時にフィニッシュだ。
アイディア1発の短編はともかく続きものまでイヴェント串団子で物語的うま味はあまり感じられないものの、肉厚のヒダヒダとグロテスクな陰茎がからみ合うえぐい濡れ場はたいそう実用的。カワイイ系の作画とのギャップもあいまって評価アップだ。今回収録分では意地っ張り彼氏へしきりに女の子アピールを敢行するヒロイン絵里奈たんがマイ経絡秘孔を突きまくりの「ぷらいど攻防戦!」が私的フェイヴァリットでございます。

-朝木貴行「ちょいおま!」茜新社 ISBN:9784863491847
話○ 抜○-△ 消小-極小 総合○

エロドリーム暴走一直線少女がクラスメイトに恋をして長編5話+短編8本。シャープでキュートな萌え最前線のタッチを武器に可憐なニンフェットがかわいやらしくイキまくる眼福ロリエロスを展開の作者通算4冊めとなる最新刊。
既刊3冊と同じく図柄のあちこちにエンボス加工が施された凝りまくりの装幀に彩られたえっちいランドセルっ娘をフィーチャーの表紙は照明を受け店頭で満艦飾のように輝く。カヴァーデザインを担当する宮村和生の遊び心が最大限に活かされたアートワークスは本編同様にいたく魅力的だ。
この過剰なほどにカルチュラルな空気の発露に伍してまったく負けない都会的なタッチは掲載誌であるLOのハイセンスパートを代表する洗練されたいで立ち。手足のすらりと長いあか抜けたボディラインにロウレグの下着もよく似合う、ファッション誌からそのまま飛び出てきたかのようなロリータたちが街路を我がもの顔で闊歩する。
とはいえこのソフィスティケイテッドな筆致でもってベタにオサレ風味のスカしたラヴ・アフェアをやるのではなく、あくまで明るく楽しくお子ちゃまティックなハッピー和姦に徹しているのがすばらしい。絵柄のせいでともすれば鼻持ちならない雰囲気が出てしまうところを牧歌的なほのぼのエロスの導入で上手に緩和するバランス感覚がヒネたヲタにもやさしく響く。
一部の例外を除きプライマリースクールガール専科の女の子は、今回分量的にメインの連作「妄想少女」のヒロイン優香ちゃんに代表される、繊細な美しさのなかにも年相応の無邪気さや少しばかりのアホっぽさを備えた人間味あふれるアリスたちばかり。彼女らが同世代もしくは年上の彼氏を想い一喜一憂するさまがなんともほほえましいのだ。
そんなおなごどももいざエロシーンでは率直に欲望を解放し小さな肢体をフル活用しながらガツガツ快楽をむさぼるのだからたまりまへん。男子のいちもつを積極的にほおばりうっとりとフェラにいそしめばたちどころに下のお口も濡れまくり。すかさず腰を沈め結合部をこちらへ見せつけながら往復運動スタートだ。ストロークを刻むたびにほおを紅潮させ言語にならないアヘ声たててよがりまくるさまがいちいち股間を刺戟する。なんども怒張を打ちつけそのちびっ娘まんこへたっぷり種付けしてやれば、彼女らいっそう激しく咆吼しはわわ口からハートマークを乱舞させてクライマックス無限大。
最後部に収録の初期作品3本はさすがに直近のものとギャップが激しく実用性で少々見劣りするものの、当時からセンスのよい作画はきわ立っていてまさに栴檀は双葉より芳し。コレクターズ・アイテム的所有欲を満たすうえで初出時期の明記がないのは片手落ちで残念だが、近作では著者あとがきにあるとおり「エロい小学生がノリノリで」的エッセンスが存分に出ていてグッド。個人的には連作もむろんよいが先生に恋するヒロイン陽菜ちゃんがイノセントにかわいらしい巻頭読み切り「せっくす☆ダイエット!」が最愛。

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