話○ 抜○ 消極小 総合○
恋に恋するガールズ&ボーイズが甘く激しく身体重ねて短編11本+カラーピンナップ+おまけイラスト&ニセ読者コーナー。ストライクゾーンど真ん中にビシビシ決まる萌え最前線のタッチでかわいやらしくイチャラヴ三昧の美味しすぎる芸風が今回も光る作者3rdコミックスだ。
前作「はちゅ・えち」から1年あまりのインターヴァルを経て送り出された今単行本は既刊2冊から収録もれの初期作数本を前後から直近作品群でサンドウィッチする構成。さすがに初出の古いものではお顔のバランスやエロパーツ描写につたなさが見られるものの、当初から少女漫画直系の魅力的な絵柄のベースラインは不変でキャッチーさはなんら色あせない。もっともキャリアの蓄積とともに表情の細やかさや性器周辺のシズル感といったディテイル部分はいっそう洗練の度を増していて、この作家の着実な進歩の跡がうかがえる。
ハイティーンを中心に10代なかばから20代のやや貧～巨乳ヒロインズはクリッと大きな瞳と柔らかな笑顔とが反則的にキュートな童顔っ娘ばかり。またキャラ造形もオンナの生々しいリアリティよりはあどけなさ/いじらしさなどガーリッシュな部分を前面に押し出して野郎どもの妄想世界を壊さぬよう周到に配慮。イケメンすぎずヘタレすぎずの好青年をそろえた男子サイドとともに砂糖菓子のようなラヴワールド構築に最適化された人員配置で舞台装置は万全だ。
かくしてくり広げられるストロングな甘口ラヴの絨毯爆撃は破壊力抜群で、のっけから好感度100％の男子女子の間にちょっとだけ波乱をはさみつつもすぐさま誤解は解けいっそう2人の絆は深まってベッドインの黄金パターンを心ゆくまで堪能できる。前作ではここに必ず破瓜シーンをプラスしていていささか食傷していたのだが今回は処女縛りもなく適度に展開がばらけてモアベター。
最初期の数本を除けば濡れ場占有率もけっして低くなく、ヌルエロに逃げずガッツリ性器同士の天下一武道会を開催の夢空間が目の前に広がる。ステディな彼氏の前に滑らかな肢体をさらけ出し行為をおねだりするおにゃのこの艶姿に拙僧辛抱たまりません。さっそく暴れん棒をフェードインさせるやたちどころにほおを染めトロトロに表情を崩して女子どももだえまくり。浅く深くシャフトを出し入れするたびねっとり柔肉が追随し結合部がいっそう熱を帯びる。随喜の涙を流し言葉にならない嬌声を発する彼女の子宮のなかへたっぷり白濁液を放つとハートマークまみれでヒロイン絶頂だ。
誰ひとり不快な人物の登場しない牧歌的な物語世界は切った張ったのリアルをお望みの方にはもの足りないかもしれないが、シビアな現実を忘れ甘美でハートウォームなラヴラヴちゅっちゅにどっぷり浸かって身も心もリフレッシュできること請けあいのヒーリングツールだ。ついでに君の息子もフル活用して心地よい疲労感にひたるべし。個人的にはお疲れぎみのワーキング若奥さまにちんこで優しくマッサージの「かまってほしいっ?」およびRicoキャラとしては激レアな黒髪ショートさんが登場の「エッチなマンガは好きですか?」のカラーパートで気持ちよく使わせてもらいましたよ!
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