2010-12-05

本日の生産性本部。

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-池上竜矢「蜜色の校則違反」ワニマガジン社 ISBN:9784862691507
話○ 抜○ 消小-中 総合○

皆から恐れられる長躯無口女子がじつは純情可憐で正続編&描きおろし後日談+短編11本。エッジの効いたスタイリッシュなタッチでロケットおっぱい炸裂のガチムチ女子が乱舞する光景をときにアホらしくときにリリカルに描ききる作者通算7冊めにしてこの出版社からの2nd。
産出量はさほどでないもののキャリアは90年代なかばからとすでに大ヴェテランの域の作家で、オサレ系のはしりともいえるシャープな描線でキャラたちが格ゲーのようにフィジカルエリートな肉体を誇示するセンスのよい作画はデビュー当初からのチャームポイント。21世紀に入っても陳腐化するどころかトレンドを貪欲に反映させてなんらヴィジュアルが古びないのはすばらしい。
すべて快楽天BEAST掲載作の今回は前単行本「おねえちゃんであそぼう」同様にポップな軽妙エロコメ主体ではあるものの、ところどころに青くさくアドレッセンスな愛の苦悩や赤面もののド直球ラヴを交えることで豊穣な物語空間を展開。ノリノリのバカギャグから真摯な人間ドラマまでさらりと描きこなしウェルメイドな作品に仕上げてみせる手練れの一振りだ。
もぎたてティーンズから色香ムンムン人妻まで女子の年齢はなんでもやれる人だが収録のメインは10代後半~20代前半というところ。ただ掲載誌がコンビニ売りのわりにはめずらしく制服世代比率が高く、池上竜矢キャラではどちらかというと若い方が好きな俺的には非常に福音。裏表紙でも思いっきりセーラー服っ娘を描いているしじつにいい傾向だ。昨今の快楽天系列は年上方向に人材が偏っているので、こうして実力派作家があえて年少系にシフトしてくれると誌面のバランスも取れてよいことだと思う。
老若問わずたいへん凹凸のはっきりしたド迫力ボディを惜しみなく披露しつつガツガツと肉食動物系ファックにいそしむ濡れ場はあいかわらず豪華絢爛。プリプリのまんこをたぎる怒張でずんずん切り裂きながらハードにストロークをキメるたび女子どもアヘ声ばらまき涙とよだれにまみれてよがりまくる光景を後ろから前からアングルを切り替えつつライヴ中継だ。グチャグチャ音を立てながら結合部を激しく摩擦させるたびいっそう締めつけを増す膣内に辛抱たまらずドプドプ白濁液を注入すれば彼女ら全身を打ち震わせ白痴のごときイキ顔さらしてプレミアムアクメ。
前作はせっかくの単行本なのに異様に紙質が悪く評価を下げたが、今回はそんなこともなく黒塗り修整のうるささを除けばなんら文句なし。絵柄にクセはあるがここがOKなら全幅の信頼が置ける鉄板抜き物件だ。俺的にはアホの娘幼なじみに保健体育を身体でレッスン短編「ばか・てす」および怖い系長身ヒロインがかわいくデレる「椿さんといっしょ」連作がフェイヴァリット。

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