2010-12-06

今夜のブトゥイルキ監獄。

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-板場広し「恥汁禁断性」クロエ出版 ISBN:9784903714486
話○ 抜○ 消小-極小 総合○

男の匂いで発情する先輩女子と体液まみれの変態プレイ前中後編+横領の現場を同僚に見られたOLが身体を好きにされ前後編+短編4本。性器同士を乱暴にぶつけあい汗と愛液と精液のカクテルを全身に浴びてよがり狂う本能むき出しのセックス絨毯爆撃で読み手の脳髄を圧倒する作者最新刊だ。
ディフォルメの効いたアニメ絵とえげつないくらいに緻密なちんこまんこ描写との素敵なミスマッチがデビュー当初からの特色だが、板場広志名義で一般作品やライトエロを分別して出すようになってからは元来のPNでのプロダクトが差別化のためかいっそう写実的に。瞳が小さくなり顔パーツがリアル寄りに変化してと当初キュートですらあった女の子の造形はいまや劇画誌に出てきてもおかしくない2.5次元的なヴィジュアルを備える。そんなわけで今回ヒロインの年齢層は10代後半~20代なかばと比較的若年寄りながらみな青春の甘酸っぱさなどみじんもなくひたすらフェロモンをダダ漏れさせる淫らなメスイヌばかりゆえ萌えっ娘スキーは速攻回避で。
つむがれる物語の方もこのエロ特化ボディを駆動させるにふさわしい重量級のハードコア。筋立てそのものは和姦/強姦どちらも用意のバランス型ながら、そこにあるのは滅菌消毒された2次元ラヴ空間とは対極の汗と体臭にむせ返るアニマルティックな情動の発露。お高くとまった女が内に秘めた性への衝動をさらけ出せば、社会的コモンセンスをかなぐり捨てた男たちが脊髄反応のまま目の前の果実をむさぼり食う。そのあまりに露骨で醜悪なブルータリティを忌み嫌う向きも多かろうが、コージーな萌えエロ空間に飽きたらぬ性の求道者たちにはむしろうってつけの遊技場となろう。
2匹の牡牝が互いの肉体にむしゃぶりつき生殖器同士で干戈を交えるエロシーンはまるでレアステーキのようにジューシィでヘヴィ。充血した血管をむき出しにしたペニスとバルトリン腺液でテラテラに光るヴァギナとを拳闘のごとくぶつけあうフィジカルなファックを大胆なアングルと結合部のドアップ多用でじっくりねっとり描き出す。蜜壷へゴリゴリ怒張をねじこまれるたび派手に淫語をばらまき白目剥いてアヘりまくる女たちの理性を喪失した痴態が我々の勃起中枢をダイレクトドライヴ。子宮口の奥までさらしながら下品きわまりないアクメ顔を見せつけ膣内射精をせがむエロメスの子宮を突き破らんかの勢いで特濃ザーメンを一斉放射だ。
個人的には行為の内容はともかくおにゃのこは以前のようなカワイイ系の方がありがたいのでここ数年の路線はやりすぎ感を覚えたりもするのだが、とにかく強力無比な精液分泌支援物資であることは間違いない。修整も白抜きではあるものの鉛筆の芯程度にまで小さくなりせがれいじりを好アシスト。昨今ヌルエロばかりでちんこもシオシオだよ!とお嘆きの貴方へ贈る効果抜群の回春剤だ。

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