2011-01-28

今週のイナバ物置。

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-りょう「100人ヌイても大丈夫。」茜新社 ISBN:9784863492011
話△ 抜◎-○ 消小 総合○

性の快楽を知りそめし彼女らがのっけから大胆にドエロく乱れまくり短編9本+描きおろしおまけ漫画。キュート&ポップなおにゃのこがアヘ声と擬音と体液にまみれながら絶頂に達するさまがなんとも扇情的な作者初単行本だ。
つけペンではなくピグマで引っぱったみたいなザクザクしたタッチはいわゆるアニメ絵の範疇でありながらなかなか個性的で、女の子たちのちょっと面長なお顔のシルエットがかわいらしい。ググってみるとすでに同人などでひとかどのキャリアを築いている人のようで、なるほど初単行本とは思えない絵柄の安定感を誇る。しかしペンネーム単品だとすげえ検索しづらいぞ。
単行本の方になんら初出の記載がないので作者サイトで情報を確認すると、収録作品はCOMIC天魔で発表のものを中心にRIN掲載作を数本ブレンドの模様。ふだん前者を読みつけていない俺は作者名に強い印象がなくこのコミックスもなかば衝動買いだったのだが、そういえばいくつかはたしかにRINで読んだ記憶が。
1本だけある人妻もの以外は中高生で統一の女性陣はどちらかというとぺたっ娘よりおっぱいキャラ優勢。表紙/裏表紙にカヴァー下でまで眼鏡っ娘フィーチャーと作者の嗜好は明白ながら、本編での着用率はさほど多くないのでメガネ属性薄めの君でも大丈夫。元気っ娘にツンデレや生真面目系など造形はきわ立って特徴的ではないものの、読者の想像を裏切らない定番ゆえの安心感だ。
ストーリーテリングもまたラヴラヴ和姦をメインに据えつつダーク話をスパイス的にブレンドのじつに手堅い構成。また個人的にはさほどグッとこないのだが愛する彼に女の子のはじめてをあげちゃう系が比較的多く含まれているので処女厨は刮目せよ。もっとも処女/非処女問わず濡れ場に突入してからのエロエロっぷりこそがこの作家の本領発揮なのでヴァージニティはさほど重要でないのだけれど。
日常パートでのコミカル/コケティッシュな表情を一変させて欲情したメスの貌をさらけ出すエロシーンは白眉で、ヒロインみずから饒舌に行為の一部始終を実況しながらゴリゴリ性器同士をこすりあわせては陶酔しきったアクメ顔さらすさまがたいそう股間を刺戟する。もっちりしたお肌が興奮の高まりとともに紅潮し、ティーンのあどけない笑顔が淫蕩にとろけてゆくその落差がたまらない。
濃厚なフレンチキスを交わしもっちりした肌をねぶり倒すと彼女らたちどころに発情してちんこにかぶりつく。口腔を犯されて早くも唾液/精液まみれの下品なエロフェイスを披露だ。濡れ濡れの蜜壷を自分からおっ広げて暴れん棒の侵入を許し激しく腰を使われてすっかり天国逝きのごようす。全身をビクビクのけぞらしマシンガンのように淫語をばらまきながら膣内に幾度となくザーメンを放たれてクライマックス無限大。
とことんまで理性をなくしセックスにおぼれる光景をねっとり描写しながら昨今流行りの白目剥きアヘ顔を用いないのも個人的にはありがたく、題材によるピンコ勃ちの多寡はあれど気持ちよく抜かせてもらった。収録作中ではツンデレ姪っ娘のJCまんこになんども中田氏の「兄の娘と俺の場合」および第三者にまぐわい見せつけて残酷にほくそ笑むヒロインが印象的な「若菜ちゃんのほとばしる性欲」がマイフェイヴァリット。

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